「をえる」を含む小説

　バルド王国の王女、ヒルデガルド。 　覇王である父を超える力を持ち、故に愛されなかった《忌み姫》。 　王の死後、彼女は王位を継ぐことを拒否。 　王権の象徴《王器》も継承せずに王城…

学校をさぼり千葉駅へ。道中、母娘は妖艶な少女を拾う。記憶も常識もない彼女について、酔っ払いのろくでなし姉さんが見た怪物。非常識の裏に垣間見える恐るべき過去と、それでも美しくうつる…

私、古宵コトは、妖が視える。 そして、神様に嫌われている私。そんな私を救ってくれた、桜の精霊、想桜さん。妖と人間の恋は禁忌だけど、それでも私は想桜さんが…。 妖と人間の禁忌の恋…

あやかしが視える菜摘矢と瑠璃羽は高校生になって、ある組織に無理矢理属することになった。 親友の瑠璃羽があやかしにさらわれて、菜摘矢はあやかしバスターの一人羽鳥先輩とタッグを組み助…

天涯孤独な青年。その青年の夢は高名な画家になって富と名声をえること。そして、なによりも青年の夢を支える健気な妻と息子を幸せにすること。しかし、厳しい現実の前に夢を諦めたその日、目…

「私がそのカミサマと出会ったのは、真夏の昼下がりだった…。」 とある田舎町の寂れた駄菓子屋で、店番をする少女と一匹の柴犬。 この物語は、彼らだけに視える「カミサマ」が、彼岸から…

魔法学校で剣と魔法だけでなく武芸や諸学に通じた少年ケイ・ローンは 田舎の村で冒険者兼私塾を開いていた。 彼がそんな事をできたのは、古の滅んだ神が生み出したスキルである英雄保育者…

オカルト研究部には部員が二人しかいない。幽霊が大好きな部長、亘理亘。怖い話が苦手なのになぜかオカルト研究部に所属している、副部長の山岸海。なぜ二人で部として成り立っているのかなど…

（あらすじ） 行方不明の妹を探していた縷希《ルキ》は「縷希くんが7人目で間違いないので、一緒に行きましょう。それに、僕らと居れば妹さんの居場所に辿りつけますよ」と蓮《レン》誘われ…

狂える女神フォルトラムの送る、強大な力を持った転生転移者に対抗するため大陸全土が協力し合い組織した魔王政府。 その軍部の最前線。血も厭わぬ非情で非凡で非常な異世界からの殺戮者を…

「そんなわけで、貴方の転生したい世界を選んでいただきます。なるべくご期待に沿えるように提案させていただきますのでよろしくお願いしますね！」本日の彷徨える魂は日本人男性の田中さん(…

　副題の副題～人を育ててはいけない人の人材育成術～ 「実は、お主は仙人にはなれんのじゃ」 　そう言われて、仙人界を追放された平吉（ヘーキチ）。 　意義を申し立てるも、却下され…

あらすじも何もない。 何の設定も考えずに小説を書くとどうなるだろう。 それは小説と云えるのだろうか。 まぁ思いついたことをそのまま書く。 掲載サイトに載せるなら長いタイトルが流行…

自殺した「私」は、幽霊あるいは死神になった。 苦しみながら、泣きながら、辛くなりながら。自殺したのに。 まだ続きがあるのか、あるのかと。 悲しみ、苦悩し、絶望する。 これは、そ…

クロードとランシェロは二人組の泥棒。 雇い主の王子レクトからの依頼を受け、食堂で情報収集を行っていた。そこへやってきた想定済みの襲来者たち。好きに暴れた結果、被害が大きくなりレク…

マツシタ・スルガはしがない公務員である。 税金の徴収人として務めに励む彼は、何かと人から恨まれていた。 そんな彼はある日、多忙で家事に手が回らない問題を解決すべく、一体のお手…

　私の全ては、たった一度の喫煙で、あの女の手中に収められてしまったのだ。 　鴨羽の煙管で煙草を吸うと、どんな煙草も美味く感じる。しかし、この煙管で煙草を吸えば吸うほど、鳥頭にな…

九州地方で生まれたしょうこがどうして、岐阜で商いを始めたのかという話を時を追って話すことで、今まで、何を考え、どうしたかという当たり前だが、後から思うと商いのバイブルにもななりえ…

繰り返し繰り返し、何度も同じ夢を見ている 身寄りのない奥井七緒は、１８の春に育った施設を出てひとりで暮らしている。幼い頃から人の負の感情が視えることは誰にも言えない秘密で、七…

鞠内（まりうち）心療内科クリニックへ、ひとりの患者が訪れる。 須見というこの男性が訴えるのは、誰か特定の人を、じっと見るだけで、その相手の過去、場合によっては未来が、頭の中に再生…