「#切ない ＃短編」を含む小説

中学二年の夏休み。 二学期を一週間後に控えた僕は、夏休みを少しだけ伸ばしたくて、母校に爆破予告をすることにした。 その計画はクラスメイトのナツキちゃんにだけ話した。 彼女は「楽し…

　俺――木村省吾は、バレンタインデーに向け限定チョコを開発していた。 　そこに突然現れた金髪紫目のベルギーハーフ、女子高生のコルレ。 　厨二病発言が痛い彼女だが、チョコに関しては…

いつも、同じ時間に地下鉄は走っている。 しかし、いつもちょっとずつ違うことが起きている。 日常に溶け込んでいるからこそ、人々の生活に密接にかかわる。 そんな利用者や地下鉄そのもの…

雨が降り続く世界で"私"が出会ったのは、空色の鳥だった。

ゲームをしてたら頭に浮かんできました。後悔はしてません。 魔女…森の中にひっそりと暮らしている。街へ買い物に行った帰りに弟子を拾う。 　　　容姿は銀髪碧眼・140cm程　合法ロ…

その姿がどうにも切ないから、 どうしてと、私は聞いてしまった。 その姿がどうにも切なく見えて、 どうしてと、僕は聞いてしまった。 その火が燃え尽きる前にもう一度、 どうしてと、…

　明日、世界が終わる隕石が落下する。 　それを止める兵器があるというが、成功する確率はおよそ二分の一。 　その中で、主人公は独りを目指して、運命の人と出会うが、世界は二分の一…

　付き合い続けて二年目。 　僕は彼女にイライラしてきていた。まるで俺から本音を隠すような彼女の様子に、僕たちの仲を疑うほどになっていた。 　そんなある日、信じがたい報告が——…

梅雨の時期だけ現れる、梅雨の街。 それは世界中どこを探しても見つからない、理から外れた街。 それは彼が、彼女のために造ったワンダーランド。 彼女は、過去を回顧しながら、彼と街を…

少しずつ変わっていく君と、 この恋の終わりに気づき始めた僕の話。

どこにでもいる大学2年生の三ヶ島瑞稀は、付き合って半年になる彼女——盂蘭すずかと軽井沢へと旅行に来ていた。すずかは少しわがままだけど、大学内ではその美貌から非常にモテた。だから、…

好きな人や大切な人や推し。大好きなはずなのに 思い出そうとするとぼやけてしまうことありませんか？大切な人や推しを想像して読んでみるとまた違った世界が見えてくるかもしれません。

　昔々、人間離れした魔力を持つ人間の少年と、魔力を操る眼を持つ魔族の少年が居た。 　とあるきっかけで知り合った二人。親友とも言える関係となった彼等だったが、徐々に迫り来る時世の波…

「そうだ、『ガーデンフラワーパーク』へ行こう」 　夏休み。家にいた奏（かなで）はテレビを見ながらそんなことを言った。大学２年生の翔（かける）は暇を持て余していたため、妹の願いを叶…

1000文字のショートショート

　ハロウィンが嫌いな主人公、裕貴(ゆうき)は引っ越してきた街全体が、ハロウィンムードなのにうんざりしてしまう。 　ハロウィン当日、バイト先でトラブルがあり止む無く出勤することにな…

専門学校の課題で書いたエッセイを加筆修正したものです。 あたしは他の同年代の人より、かなり濃い人生を歩んできたと思います。それを知ってもらう為に、そして自分の気持ちを整理する為に…

私は、所謂"あの世"で、死者の記憶を映像化する仕事をしている。 ある日、オフィスで見つけたのは、私の最後の記憶を映像化したものだった。 彼が見た、人生のラストシーンとその真相とは。