「＃完結 ＃裏」を含む小説

　剣を振り上げ、首を斬る。ルートヴィヒは、王都の死刑執行人の一員だった。処刑、拷問を施し、世間で蔑まれる存在の彼らには、裏の顔があった。朧と呼ばれる賊という正体が。だがルートヴィ…

失踪した恋人からの手紙を頼りに、『僕』は自宅のマンションから旅に出る。車窓の野生馬、幻覚を生じるケーキとお茶、路地裏のドアへ誘う黒犬。現実と虚構の入り混じる世界へ急降下した『僕』…

性癖：むっつりな女の子 借金の"カタ"として売られた少年。 彼が売られた先で出会ったのは、元・同級生にして財閥のご令嬢だった。 ミステリアスな仕草、艶めかしい雰囲気に振り回され…

『選択の白』の力によって、国中の人々には2つの選択肢が与えられた。 『最善の選択肢』はその行動をとる事で起こりうる幸福を予見させてくれる。 『最悪の選択肢』はその行動をとる事で…

Q.社会に生きる人間にとって最も便利なものは何か。 A.人脈──つまり「コネ」である。 とある県警、情報課。存在すら秘匿されているその課は、解決不可能とされた事件が集まる最後…

　悪魔祓いとして教会に所属する司教セイルは、依頼で田舎の教会を訪れる。教会を管理する司祭を誑かす悪魔の対峙が目的だったが、現れたアモルは「懺悔をしたい」と申し出た。変わり者の高位…

【ネネとスー】【どの雲も裏は銀色】のその後のオマケ話です。 ※一先ず完結（初出：2017/05/07～）。全６話。 ※自サイトにも掲載しています。

朝生陽太（あそうようた）、高校２年生かつ――暗殺者。コードネーム【無】。トップクラスの暗殺者だが、彼には致命的な欠点がある。彼はよく知らない異性に対してはコミュ障な陰キャ童貞なの…

　人を蝕む黒い影は、現代も夜の裏で静かに息づく。 　影を払うのは、影縫いと呼ばれる者たちだ。 　各々が専用の縫い具を手に、人知れず影を始末していく。 　そんな影縫いの一人、烏丸…

２０２４年、日本は生物兵器「ミスト」を国内に散布し、首相及び大臣らの暗殺を図ろうとした同時多発テロ事件を受け、公安警察の強化を行った。内閣府に設立された〈国家特別公安局〉は日本の…

マツヤの色町で娼婦をしているフェレシュテフを助けてくれたのは、白馬に乗った王子様ならぬ、白い虎の亜人様のチャンドラでした。 物語の世界観などの設定は【ネネとスー】と共通のものです…

必ず双子で生まれてくる種族・ケルビム族。寿命は長くても５０年。片割れだけなら２５年＿＿短命ゆえ＜忘却＞こそ罪とする彼ら。その族長が＜禍事の神子＞の神殿へ侵入し、龍騎士と相打ちにな…

　書籍化に向けて改題いたしました。旧題『伝説の冒険者曰く「パーティー戦力の九割は斥候が担っている！」』 『魔力と筋力は両立しない』　この世界において、それは絶対の法則。 　中途…

近未来。怪獣の群れに襲われた戦場の遥か上空を、秘密裏にステルス爆撃機編隊が飛んでいた。 主人公たちが乗り込むそれは、ナイトリーパーと呼ばれる対怪獣用に建造されたマシンの一種。しか…

【一話完結・「5分で読書」短編小説コンテスト応募作品（どんでん返し）】 誰もが経験したであろう、あの戦い。 その裏にはこんな深いドラマが隠されていた（のかもしれない）！ 果…

『投げナイフの美女』という芸名で、演芸会館の舞台に立つモノク・ロー。彼女には、殺し屋という裏の顔があった……。 　異世界裏稼業シリーズのスピンオフ短編です。シリーズ本編の主要キ…

平凡な女の子の宮本千絵は、小さなころからパルクスという不思議なペットを親に秘密で飼っていた。図鑑でも見つからない、ツナマヨと昼寝が好きなネコのようなウサギのような生き物。エサを上…

スチームパンク活劇！（完結済） 世界で最も蒸気機関が普及した都市、帝都。 この街を初めて訪れた巫女の楓は、仮面をつけた不気味な一団〈黄金の幻影の結社〉に出くわしてしまう。 〈黄…

街の路地裏で、人間の老人と変異体と呼ばれる化け物の少女が座っていた。 そこに現れたのは、人間に追われる変異体。 彼を助けた老人と少女は、『変異体の巣』に彼を送り届ける。 彼と別…

神聖王国カレリアの背面を突いた蛮勇の徒・オードの侵攻。 隣接するカレリア所領の若き公子・ラインハルトは、父に託された剣と騎士団で防衛に立つ。 一方、国家間紛争の裏で暗躍する百魔…