概要
A.人脈──つまり「コネ」である。
とある県警、情報課。存在すら秘匿されているその課は、解決不可能とされた事件が集まる最後の砦。
そこに属する彼らは、「特殊なコネ」を備えた異色の経歴の持ち主だった。
大企業の御曹司、政治家の息子、元オリンピック選手、元子役、はたまた天才スリ……。
様々な武器、そして何より「コネ」を手に、彼らは社会の裏に潜む難事件を颯爽と片付ける。
*完結しました。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!コネを駆使して敵の懐に飛び込め!難事件に挑む特殊捜査チームの警察24時
変わった経歴を持つ人材ばかりが集められた、某県警の機密組織『情報課』。
華やかな第一線から外れてしまった彼らの武器は、自らの持つ『コネ』。
普通じゃ近づくことも難しい犯罪組織に対し、その人脈をフル活用して違法ギリギリアウトの潜入捜査を行います。
インサイダー取引が疑われる有名企業、怪しげな新興宗教、アスリートが出入りする闇カジノに、芸能界にパイプを持つ薬の売人。
その捜査手法はむしろスパイに近く、スリル満点ハラハラの連続で読む手が止まりません。
いずれの事件も、どこかに実在しそうな生々しく重苦しいものばかり。
それを『情報課』という架空の組織のフィルターを通して見ることで、確かなリアリテ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!個性溢れる面々がMissionを解決へ導いていく 新種のミステリー小説
「Mission:インサイダー・パーティー 」まで拝読しました。
主人公が通勤時のある出来事をきっかけに、とある県警の「情報課」という部署へ引き抜かれるところから物語は動き出します。
情報課には大企業の御曹司、政治家の息子、元オリンピック選手、元子役といった個性溢れる面々が集結。
ミステリー小説というと、真っ先に探偵ものや刑事ものを浮かべる方も多いと思います。同じ刑事ものでも彼らが武器とするのは「コネ」……そのコネを頼りに事件を解決へと導いていきます。
「普通のミステリー小説では物足りない!」、「ミステリーはあまり読まないな」という方にもおすすめです。
ぜひ一度、彼らの世界へ足を運んでみて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!機密部署「情報課」で、多彩な経歴を持つ彼らが、人脈を駆使し事件に挑む!
県警の奥に潜む部署「情報課」。そこに所属する彼らは皆、それぞれに特殊な経歴を持つ風変りな人たちばかり。
そんな機密部署へ突然異動することになった若き警官・多賀さんもまた、ちょっと変わった特技を持っていて……。
個性派揃いの彼らが、多彩な人脈を駆使し、特殊な難事件に挑む!
警官が主人公とあれば、一見、事件を解決する刑事ドラマ的な物語を想像してしまいます。しかし、当作品はただ事件を解決する「刑事もの」ではありません。
機密部署であるからこそできる人脈を辿った特殊な調査方法で、得体の知れない難事件に挑む様は、「刑事もの」でもあり、また一つの「スパイ作品」のようで、胸の高鳴りを覚えます。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人脈重視で結成された特殊警察チームの活躍
たとえばミステリーで「名探偵もの」というと、探偵が天才的なひらめきで事件を解決するのに対し、「刑事もの」というと、犯人の手がかりを追って関係者に聞きこみをしたり、地道な調査を続けて証拠を見つけたりするといったイメージがあるのではないでしょうか。
本作の主人公たちも警察内部の「情報課」に勤める刑事ですが、彼らの捜査は一般の「刑事もの」とは一線を画します。
彼らが捜査でもっとも重要視するもの、それは「コネ」です。
まともな調査では証拠を見つけられない重大事件に対し、それぞれの人脈を使い、半ば違法な形での捜査を行う特殊チーム。それが本作に登場する「情報課」です。
元天才子役、元オリンピックメダ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!情報課って聞くだけで、もう既に面白そう!って思います。
ぐるっと周って、見かたを変えれば面白くなる! そんな事を教えてくれる作品です。毎回更新される度に楽しく読みに来させて頂いています。私はこのレビューに本作と同じく、見かたを変えて、構成などについて短文で書こうと思います。内容などは他の方が書かれると思いますので(^^♪
まず1話毎の文字数ですが、WEBで読むには丁度良い長さです。
スマホで読むことが多いので、これは本当に有難いです。
そして会話文のスタイル。読みやすさの配慮から、セット会話を区切って頂いているので、誰の会話なのかがとても良く解り、ノンストレス状態で読めます。
現在このレビューを書いている時点では連載中ですので、どのようなラ…続きを読む