【一章が完結!】暗殺対象のカノジョが可愛すぎて殺せない〜殺そうとしても学校一の美少女はデレるし、世話好きだし、たまに「えっち」だから失敗する〜
下蒼銀杏
プロローグ
十一月某日。綺麗な満月が浮かぶ夜。
大きな屋敷のバルコニーに小太りの中年男性が顔を出した。タバコを吸いに来たのだ。
彼はいつものように手すりにもたれかかる。その瞬間。
――彼の首から上が切り落とされた。
庭に着地したそれは、ドサッと音を鳴らしただけ。残された胴体はそのまま立ち続けている。腕の部分が手すりに上手く引っかかっているのだろう。
もちろん、この状況は自然発生したものではなく、人為的なもの。
いわゆる『暗殺』が行われたのだ。
そしてその執行人が人知れずバルコニーに舞い降りた。
黒いコートを
『暗殺』に使用したワイヤーを静かに回収する。ブービートラップとして仕掛けられていたのだ。
『暗殺対象』の周りに人がいない時間を狙った見事な奇襲。
彼は遺体に手向けをして、すぐにその場を後にした。
これが日本でトップクラスの『暗殺者』――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます