「鬼 あやかし」を含む小説

今は昔、食物連鎖の頂点に立つモノは人に非ず、“鬼衆（きす）”と呼ばれるあやかし也。 鬼衆共に怯える日々、すがるものといえば神の教え、そして、奇跡のみ。 唯一、鬼衆共に対抗できると…

椿は、指の数しかものを数えられぬ むつかしい言葉は、覚えきれぬ しかし椿は、力だけは強かった 毎日欠かさぬ腕立て伏せ 鬼をもどつくその馬鹿さ 闇に潜むは悪党あやかし 馬鹿の椿…

元陰陽師の若干十六歳の少年、誠（まこと）は陰陽師としての術を全て剥奪され、復讐心から鬼に憑かれ、その力を行使し、対魔師として奈良の龍泉寺に身を寄せていた。 東京ではその鬼に悩…

鬼の呪いを受けた青年は、運命の少女と出会う。愛し合う二人だったが、体が繋がることができない理由があった。見た目は２２歳、実年齢136歳の青年には、少女には決して知られたくない秘密…

唐棣（はねず）家の庭に植えられた一本の藤が「鬼憑き」と呼ばれているわけは、枯れることなく年中花を咲かせることと、藤の下に緋色の目をした鬼がいると噂されているからだ。 けれども一人…

鬼にまつわる、一話完結型の短編集。

桃太郎と名付けられた鬼の少年。自分の名声と鬼の名誉という軽い気持ち(本人はあくまで本気)で桃太郎の子孫を倒そうと人間界へとやってくるが、桃太郎の正当継承者である鬼倒桃姫〈きとうも…

ある廃村の屋敷跡にある土蔵の中から発見された古文書には、恐ろしい予言が記されていた…… 時を超え、現代の世に現れる、魑魅魍魎・百鬼。 鬼も、妖怪も、神も、人を喰う。 最後に残るの…

　小綿紬希。 　十歳。十歳である他は、とりたて特徴のないその少女。 　膨らんだほっぺた。見つめた相手がそのまま映る水面色の澄みきった瞳。 　国語の音読も、九九も、足取りも視線も…

悪名高き妖怪である酒吞童子、大嶽丸、玉藻の前が集う――

凌は【霊感】が【強すぎる】。 不意に現れる死者の姿『幽霊』に、幼い凌はいつも泣いて逃げるしかできなかった。 そこから守ってくれたのが兄だった。 中１となり、少しは『幽霊』を避け…

多々の神々様が座し、眷属神や瑞獣、魑魅魍魎に鬼、もののけ、妖(あやかし)等が存在する中津國の今上帝様は、妖しくも尊い瑞獣の血を引く兄君様に恋い焦がれて、体調を崩される有り様に。 …

ある日を境に、視界をちらつき始めたモヤ。 突如として異常現象を感じるようになってしまった高校生の桐野瀬名【きりの・せな】。 かわいい幼馴染み・きららとの日常は崩れ始め、突如とし…

「貴様を迎えに来た」――幼い頃「神隠し」にあった女子高生･美邑の前に突然現れたのは、鬼面の男だった。 「君は鬼になる。もう、決まっていることなんだよ」 切なくも愛しい、あやかし現…

「奇病」発生ーー「奇病」を治すためには、「日本呪術協会」に入り、「異界仕事」をしなければならない 昔の、大天才であり、今は鬼「教官」の娘、冷堂氷（れいどうこおり）を護衛することを…

発売後即重版！ 大人気中華ファンタジー『後宮の夜叉姫』、待望の第２巻が２月２２日発売！ 第２巻発売を記念して、第１巻を大ボリューム連載！ 後宮の奥、漆黒の殿舎には人喰いの鬼が…

今は昔、一人の醜い男は順風満帆でありながら不遇の人生であったとさ。

長所は「動じないこと」な俺がうっかり遭遇したのは百鬼夜行。 そして最悪なことに、美少女を気取ったネコ娘にコンビニで買った高級アイスを奪われた。 返せ！それは買ったばかりの俺のアイ…

✣第2部です。宜しくお願い致します。 あやかし蠢く……平安の世。 退魔師と呼ばれる者がいた。 人を襲うあやかしを狩る者ーー。 その中でも最強と言われたのが【螢火の皇子】 時…

いつもの仲良し五人組で肝試しをすることになった里藤侑都。 五人は、侑都の家である神社で突然の桜吹雪に包まれ、その中で謎の鬼の姿を見つける。 声をかけようとした時、五人はタイムスリ…