「迷子です」を含む小説

　東京、１月。東京駅に新幹線でやってきた1人の青年がいた。 秋田弁と津軽弁が混ざったようなべっとべとの田舎者みたいな話し方で電話をしている。上京した友達のため1週間の予定を取り、…

堀美海（ほり　みう）は高校一年生。 小学校から五年間片想いしている男子、遠峰浩太（とうみね　こうた）に毎年バレンタインチョコをこっそり贈っているが、いつも名無しの手紙を添えるの…

三月某日、高校生からの通報で豊根絢斗《とよねけんと》は現場に向かった。迷子とみられる男の子がいるのと通報だった。 男の子は「パパがおらんくなったから帰られへん」「もう捨てられるの…

　泣いている子供を見つけた。 　迷子？怪我でもした？ 　助けてあげたいけれど……ちょっと躊躇う理由があった。 「今ここで声をかけたら―― 　泣いている男の子が『泣き出した理由』…

『魔法』と『科学』が入り乱れる国、イニティウム。魔法を扱うものは科学を嫌い、科学を扱うものは魔法を嫌った。そして人々は魔法の町マギアと科学の町スキエンティアを分け隔てる大きな壁、…

クロノヒョウ様近況呼びかけ企画 「ラクダのネクタイ」 に、寄せた一編でした。 ジャンル迷子です(汗) おじいちゃんがかつて住んでいた街に引っ越してきたアタシの一幕。 お付き合…

ある夏祭りの夜、人の娘と白妖狐は出会う。 以下はこの物語の最初から最後までのあらすじです。（ネタバレ注意↓） 人の娘と白妖狐の織りなす恋物語です。 主人公の妖としてまだ力を持っ…

ある夏の夜。 上城悠真は迷子の少女と出会い助けようとしたところ少女に良く似た少年に襲われ気を失った。 目が覚めると、そこは魔法が存在しない異世界でその上、悠真の身体は化け物に！？…

フィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」用の書き下ろし。 南東を目指してみました。 出来上がったものは北です。 北北東くらい？

一度踏み入っては二度と出られないと言われる高位アンデッドの巣窟、S級ダンジョンフォガト墓所。 フォガト墓所にはアンデッドを統べる死の王が待ち受けていた。 誰もが恐れる死の王の下に…

仕事に生きるアラサーOLの隅田川千鶴は、仕事帰りに誘われるように裏路地に入ってしまう。すると突然宵闇に引きずり込まれ、はぐれ者の猫が経営する不思議な食事処『猫の罪深い料理店』に入…

　戦場（いくさば）には鬼が出る。 　その土地では有名な話だった。その鬼はたいそう美しい少年の姿をしていて、出くわした者全てを喰ってしまうのだという。正確には、出くわした者が皆、そ…

　迷子になった僕は、親切なお兄さんに出会う。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2023.03.15：公開 _/_/_/_…

　荒木奈々、24歳。ごくごく普通のOLである。 　ただ、親から貰った名前の語呂は、少々不運だったのかも知れないが。 　KAC2023の6回目のテーマ「アンラッキー7」にまつわる…

女子大生の「私」は、雨の日の帰り道、道端でふるえている一匹の大胸筋を見つける。 放っておけずに連れ帰って、大胸筋のお世話をすることにした。

リュート・モガミはジャンプ航行中のトラブルにより担当輸送船ロシナンテと共に未開の宇宙に飛ばされる。そこで見つけた人類の住む惑星で新しい人生を始めようとするが・・・

深夜の散歩で何が起きるのか。 月光と星明かりだけを頼りに独り。 静寂の山道を思索に耽りながら歩けば。 きっと、碌なことを思いつかないに違いない。

迷子の子の話です。

妖怪猫又の虎吉はヒーローやスパイに憧れている。 お花見に来てと誘われてたし、虎吉は正義のヒーローのパトロール気分で深夜のお散歩にお出掛けするのだが……。 「こんな時間にお前、そ…

ちょっと気晴らしに家を出ただけなのに・・・。 そして、少年は男と出会う。 【KAC20234】お題“深夜の散歩で起きた出来事”参加作品。