「数字」を含む小説

存美村は、生活に困って生きられない人間たちが、ゾンビになって暮らす村。 だけどミチは例外で、物心がつく前からゾンビになっていた少女。そのせいで浮世に思い出がない。 年に一度のお…

始まってから４年になろうというカクヨムロイヤルティプログラム。 あなたは参加？　不参加？　悩み中？　どちらでしょうか？ 参加を決めていても、カクヨムからのお知らせは、ざっと目を…

平成二十三年春。 烈しい驟雨の中、小さな廃商店の軒先にたたずむ一人の作家。 故郷の町の思い出は、愛喫の銘柄もろとも消えて行く。 【注意】 ※縦書きを想定して書いているため、一部…

小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で行われていた、「海をまとう」というコンテスト参加用作品です。 最初にイラストがあって、それを基に描いた作品になります。 （イベントイラストは…

『おまえが幼女に見たものは　すべておまえの中にある』 おわび： 全角スペースという概念が存在しない端末で執筆しているため、感嘆符の後の一マス空け、改行後の一マス…

小説、SNS、テレビ、漫画……。世界は「おもしろいもの」であふれている。 そんな「おもしろいもの」がすべて数字と記号になってしまった近未来の日本で、ある若い大喜利芸人が立ち上が…

東清鉄道の末裔・北満鉄路は、「北鉄接収」と呼ばれる満洲国への譲渡でその幕を閉じた。 日露戦役以降いまだ打たれていたロシアのくさびは消え、路頭に迷ったロシア人は帰国を始める。 その…

ある日突然人の額に数字が見えるようになった それは鏡に写ると見えなくなり、自分では確認することができない いい行いをすれば数字が増える 悪い行いをすれば数字が減る …

怪しげな宗教に献金するよりも宝くじを通じて救われる人生があると嬉しいです。 次回予想はnoteで公開中です。詳しくは2022/08/08付けの最終話をご覧ください。

あの日、母方の祖母は長崎にいたかも知れなかった。 もしそうなら今頃母はおろか自分もいなかった。 被爆をまぬかれても負った心の傷は、三代後まで受け継がれた。 【注意】 ※縦書きを…

ルビー　たなばた　露草。 カレンダーに増えた赤色の数字を解き明かすのです。 藍染乃 流様のなな月の詩に参加させていただきました。 ７月をモチーフにして詩を書くという企画です。…

宮沢賢治風な数学妄想。

令和の時代、妖怪アカナメはサウナ施設で労働に勤しんでいた。 されどそれは世をはばかる表の顔。 裏に秘めたその正体は、妖怪との「揉め事相談」を引き受ける便利屋稼業であった。 今日…

42話までのあらすじ。 とある研究に協力している過程で「憎い相手を、自分の体を通して殴らせる」という不思議な能力を手にしてしまった蓮見丈は、研究室に踏み込んできた黒服の男たちの手…

『天ノ川連邦見聞録』に関するこぼれ話を質問形式で。 本作は春瀬なな様主催の自主企画「自信作について熱く語り、読者に熱を伝えよう！」の参加用として書いた作品です。 質問は同企画のも…

熱にうなされた日から、急に他人の頭上に現れた謎の数値が見えるようになったオレ、橘大和。あれこれ推測はするものの、他より高い数値を出す美少女たちのそれが何なのかは理解できないでいた…

物語には終わりと始まりがある。 登場人物すべてに物語があり、語り部が語るはほんの一部。 教室に残る十人の男女。時計の針は数字の十を指している。月を覆う濃い雲は淡い光を隠していた…

「お前が居ると、パーティーの価値が下がる！　出てけ！」 ある日、勇者パーティーを追い出されてしまったヴィリー。 その理由はただ一つ。 ヴィリーが、最弱スキル「透視」しか使う事が…

カラーペンに寄せる考察

儚げで美しい容姿を持ち、類稀な刺繍の才を持つ伯爵令嬢メリルはちょっと変わった嗜好の持ち主。今日もその嗜好を婚約者である侯爵令息のパトリックに馬鹿にされるのだが、丁度その回数が切り…