ネガティブというタイトルから、てっきり愚痴や自虐か何かが延々と続くものと思っていたのだが、意外な感じのエッセイであった。
現状に即した書き方とか、人気の集め方みたいなものというより、システム面というか、カクヨムという「本棚」に関する考察……となっている。
各話ごとに面白い切り口から解説しているので、参考になるところもあったりもした。
あっさり目な文章というのもあって読みやすい。
これを「ネガティブ(否定的)」と形容してよいのかは微妙なところだが、
「ヒャッホゥ!! カクヨムサイコー!!」みたいなノリではないので、確かにポジティブ(アッパー)な感じではない。
読んでいて「この人、こなれてるな」と感じたので、
「ネガティブ」に見たカクヨムというよりかは
「ネイティブ」が見たカクヨムの方がニュアンスが近いのでは? と私見を述べる。