「宵」を含む小説

暗黙の階級が存在する街、東京新帝都で殺伐とした日々を過ごす刑事の男。密かに彼が愛する母親違いの少女は、半分人間ではない。 その少女に恋する少年は、浸食する畏れから逃れられず左目を…

いつからか成層圏の彼方に影を現すようになった謎の飛翔体「船」。低地では大気の霞に隠れて目にすることさえ叶わない。 大学の休暇、私は山奥の旅館・鯉苑(りえん)を訪れる。そこは知る人…

国を追われた侍、宵虎。小舟で国の外へと流された末に辿り着いたのは異国の地。 そこで出会った少女と言葉が通じなかったり、なぜか魔物とは言葉が通じたりしながら、宵虎はひたすらマイペ…

　青い提灯を片手に、異界を彷徨う兄弟がいた。 　メイとエン。二人が元の世からはぐれたのは、祭りの晩。生者と死人が混ざり合う宵に、人さらいに捕まった。 「金魚屋はあった？」 「…

【書籍化記念　書き下ろし短編掲載！】 小説第二巻　７月５日発売決定！ 史上最悪の種族間戦争が迫っていた。 悪辣な人間は自演した戦死を理由に弔いの大攻勢を計画。 対するは、国の四…

普段経験したことを、ちょっと物語ちっくに、ちょっと膨らませて書いただけの短編そのいち。 だいたい500〜1000のサクッと読める感じで続けていこうと思います。

３カ月ほど前にひょんなことから砂漠の世界に足を踏み入れた栗生は、飲料不足により危機的状況にあった。 そこで一人の商人と出会って…。 カクヨム3周年記念選手権7日目参加作品。 テ…

気が付いたら、操はいつでも僕のそばにいた。 女の子だってことは、あんまり意識していなかった。 でも、ある日、操は急に僕を避け始めた。 どうして？ 胸を締め付けるような初めての感…

SNSなどで人付き合いが手軽に広くなった現代。 田中はそんな仕組みを活かして色々な人たちと知り合いになっていった。 この仕組みの良いところは、縁を作りやすく、そして切りやすいこと…

【期間限定！】書籍版試し読み公開！ 小説第一巻　３月５日発売決定！ 史上最悪の種族間戦争が迫っていた。 悪辣な人間は自演した戦死を理由に弔いの大攻勢を計画。 対するは、国の四方…

作成なう 声からキャラクター作るよ企画参加者様 ごんべさん 蒼氷ちゃん 宵白藍芽さん ハルユキくん オオカ民(おおちゃん) seiちゃん れふさん 雨宮れもんちゃん 教師役…

一次創作怪談集です。怪談なのか怪しいのも怪談。 読めば読むほど怖くなるものを目指してます。

☆縦書き推奨☆ 齢十五歳、大樹サーディアナールの実を得る第一の試練の時、ヴィオライトは謀られ、親友エイデルライトに樹下へ落とされた。生死の境を彷徨った彼を助けたのは、〈烈火の魔…

金色の瞳と髪、そして鋭い美貌を持ち、この国を治めている女王は「金星の君」と呼ばれていた。 一方、水色の髪と瞳を持つ、どこか軽薄な大怪盗は「水星の盗人」と呼ばれていた。 双子であ…

連載中の『半宵の怪談集』の六段目『蒐集する男と人形』 の前後の断片話です。

　とある国の王女は、公務以外で城の外へ出たことがなかった。しかし、月明かりの灯るある夜に、彼女のもとへ一人の男が訪れる。 　彼が王女の前に姿を現した理由とは…── ※この作品は…

江戸っぽい雰囲気の、夜っぽい雰囲気のお話が書きたかった。 とても短いです。 コメントしていただけると幸いです。

現代、渋谷。 混沌とした欲望の坩堝に溶け込んだ少年。 彼の前に現れた赤ガウンの伊達女。 夜が訪れ幕が上がる。 人は黙して、鬼が踊る。