「春らしさ」を含む小説

KAC2022、お題【日記】。 マカロン大好き食いしん坊の美咲さん、川沿いの桜を昼間にもう一度見たくなったようです。あの川縁で彼女が見たものとは。

男子高校「甘海《あまみ》高校」に通う渋川透《しぶかわとおる》には悩みがない。おまけに人や物事に興味・関心もない。高校を選んだ理由もなんとなく、家が近いから。特徴を持たない透は周り…

　……春の出発、その儀式ともいえるお部屋の整理に励む千佳。そこで出て来た一冊の日記帳。……その日記は、何を語るのか？

※〈メディアワークス文庫×３つのお題〉コンテスト 最終選考に残りました。 https://kakuyomu.jp/contests/mediaworks_2022 上高優生（…

２０１５年春、青春１８きっぷを使った、５日間の旅の記録です。

春園学院に通う須藤春人（すどう　はるひと）は、『ゴーたん』というあざらしのぬいぐるみが大好きな高校二年生。 そんな彼は、現在に至るまでそれなりに平凡に生きてきた。 見てくれは並以…

煙草、呪いから5年後の話。 漆間陣(うるま じん) 『煙草、呪い』の『俺』 煙草が吸えなくなったのでココアシガレットを咥えている。命日に毎年電話をかけていた。 一之瀬桜(いち…

春になると思い出す。 僕ことリョウタは「県庁一のヤバい奴」ことユウさんとの結婚式の準備に追われていた日のこと。 メタボ体型故にタキシードがサイズ合わない僕に対し、式場とユウさん…

君と知り合って四年目の春。 君からのサヨナラが突き刺さる。 僕と君は顔も声も姿も知らない仲で、文字だけの友達だけど。

春の星空のもとに彼女は来てくれた。 KAC2022：お題『真夜中』

「美しい君の名が、春に咲く花と同じ響きをしていることが、自分にとっては小さな幸せだった。たったそれだけのことが嬉しかった。」 小田舎で暮らす平凡な少年・シオは、問題児と呼ばれるサ…

大都会育ちの健太という少年は、ツチノコ伝説が強く残る地域の祖父母宅に、年に何度か遊びに来るたびツチノコ捜索にいそしんでいたが、未だ見つけられずにいた。この春、今まで夜の山は危ない…

次の日に一大イベントがあると分かっていると、ついつい眠れずに夜更かししちゃう日ってあるよね。 あるよ。あった。 KAC202210　真夜中　応募作品。

現実に、知らないといけない話です。 ファンタジーな話では、ありません！ 知らないと、本当に、困ることになっちゃうと思います。 18歳と19歳の子fは、2022年4月4日から、成人…

雨上がりのとある日、残る水溜りを避けては坂を上っていく。 季節に線を引けるならば、それは果たしてどこになるのだろう？ 落とす視線や、見上げた先に、そうと知らぬうちに届いていた季節…

★このはなしはフィクションですが、いまこの瞬間にどこかのだれか、子どもたちの身に起きているノンフィクションです★ 春と夏の間。海が一際輝く初夏。 伊豆下田。美しい白浜と透明度ダブ…

　一日と一日が切り替わる真夜中において世界が更新されていることを発見した人類は、その世界更新力をエネルギーとして利用する。 　世界更新力によるエネルギー革命は科学の発展に大いに寄…

鳥は喋るし人は飛ぶ。我ながら順応力が高いと思う。 KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022参加作品。 短編連作。どこからでも読めます。……が、…

私、人野友美は物の怪が見える。 幼馴染の才賀郭秀も見えないことはないが、私に助けられてばかりだ。 それなのに、自分から物の怪関係のトラブルを抱え込むとは……。 2週間後には、私た…