「花火」を含む小説

病弱な令嬢の「貴女」にお仕えする「私」。夏、別荘地で、二人で遠くに打ち上がる花火を見つめながら、花火には無数の色があると「私」は思う。そして、「貴女」の中に秘められた、「表情」と…

４年ぶりに開催された花火大会。これまでの思い出を語り合う。

第9回空色杯　出展作品です（500文字以上の部）。 昭和のラブコメを頑張って書いてみました。 でもね、私にゃラブコメは無理そうだと分かりました。 …だって、『灰色の学生生活』一択…

第9回空色杯　出展作品です。 はいっ！ジョークです。 ジョークですよぉ～～。 ジョークですからねぇ～～。 ジョークを信じちゃダメですよぉ～～。

この日のナルフェック王国の王都アーピスや王宮は、王太女ディアーヌの結婚式で大変盛り上がっていた。 しかし、そんな王都や王宮とは打って変わり離宮は静かで穏やかな時間が流れている。 …

夏休みに入ったばかりの７月後半。塾に通っている日向夏樹（ひなた・なつき）は、今日もつぶらな瞳が可愛らしい頼兼春佳（よりかね・はるか）に話しかけられていた。 「ねえ、ヒナ君。シノ…

僕と君、2人の夏の出来事です。

夏祭り──誠馬は幼馴染のユミナと一緒だった。 手にいっぱいの食べ物を持ってはしゃぐユミナに呆れつつ、伸ばされた手を取って誠馬は年に一度っきりの夏祭りを満喫する。 ずっと、少女が…

　苦しいキス。だが、花梨（かりん）はもっとそれを感じたかった。遊園地のパレードと花火を背に、花梨と紫苑（しえん）は互いに愛を囁く。 　花梨にだけ見えている、みんなに生えている翼。…

丸体の花火はどの方向から見ても、同じ形に見えるそうです。 私はそれを知って嬉しくなりました。

ある日、廃校になった小学校の廃墟で、夏祭りに遭遇する。

余呉湖の畔で花火をしていた学生たちが経験した、ひと夏の怪異。

上空を彩る二万発の花火は、会社の窓からしか見えない。だけど君は社会の窓を開けたどこかの男と浴衣でどこかへ消えるんでしょ。知ってる。

かつて、恋人関係にあった百合に、ある場所に呼ばれた。 恋人関係じゃなくなった君のことを、僕はどう思ってるのだろう。

　妹を亡くしてから一週間が経とうとしていた。 　兄、白縫拓人の心の傷は癒えず、眠れぬ夜を過ごしていたのだが――。 　午前二時。 　それは現れた。 　星型のＵＦＯから姿を現す一…

とある大陸に位置する、辺境の地「コムロウイ」。 独特の信仰、何人たりとも立ち入ることの許されない禁足地の森、そして収穫祭を謳う年一のお祭り。 これはコムロウイの森に住む、信仰の妖…