「麺」を含む小説

　俺は二児の父。子供たちは可愛いけど、やんちゃで困る時もある。 　奈央は気立ての良い妻だ。子育てのほとんどを任せてしまっている。 　そんな俺の日常だ。 《注意事項》 　本作はフ…

　特別なことがあると、母はよく緑のたぬきを買ってくれた。 　結婚記念日、父の退院祝い、妹の結婚祝い。俺の一人暮らし祝い、と。 　マルちゃんの工場で働いていたせいか、母はカップ麺が…

男は変化を恐れ、過去から目を背けた。 が、くしくも嫌っていたカップ麺を通じて、 その要因を思い出してゆく。

カップ麺のエピソードです。

簡単便利なカップ麺は、どんな時も身近にありました。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト

科学部男子高校生の平原くんが朝寝坊をして渡されたお弁当は『赤いきつね』。学校でお湯を調達するのは大変。という話です。 少し冷え込む季節には手軽で暖かいカップ麺が有難いです。

正月休み。泊まりに来ると言う彼のために夜食用のカップ麺を買った。

真夜中のコンビニに現れた一人の女性客。 彼女の手には即席カップ麺の【赤いきつね】 不思議な雰囲気の彼女の正体は… 深夜のコンビニバイトをする主人公が出会った、温かくて不思議な物…

急にそばが食べたくなった狐耳の女は、家主の男にそばを買ってくるように言ったが……買ってきたのは緑のたぬきだった！ これには狐耳の女はブチギレ！？ いやでも見たら食べたくなっちゃう…

平穏な日々を送る普通の一般家庭の妻であり、母として人生を歩んでいる一人の女性。 ある昼下がりの時間、彼女は昼食のカップ麺が出来上がるのを待つ間、ふと遠い幼い日のことを思い出す。 …

高校を卒業して十年、初めて帰省することになった。 結婚相手を祖母に紹介するためだ。 久しぶりに会った祖母は想像以上に老いていた。

大学受験に失敗し、不貞腐れている僕の部屋に飛びこんできたのは……両腕で抱けるサイズのミニチュア銀河だった。なんとタダの模型ではなく、それを破壊すると僕たちの住む地球まで同調して壊…

暑い暑い夏の日。 病院に母を見舞いに行く俺。 その手には緑のたぬきと赤いきつねが入った白いビニール袋があった。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコン…

カップ麺を湖に落とすとギリシャ女神風の服装をしたストレートロングヘアーのおっさんが現れた。

ここに二つのカップ麺がある。ひとつは「赤いきつね」で湯を注いで五分で完成する。もうひとつは「緑のたぬき」で完成には三分の時間を要する。同時にお湯を注いだ場合、二分のタイムラグが発…

それでも今、君と食べているこの麺の旨さは、きっと同じものなのだと思う。

これは、近日公募される赤い狐と緑の狸の物語の応募用に作った物です。賞金もさることながら、副賞についてくるカップ麺１ダース３箱は捨て難い。これだけあれば、ひと月は飢えを凌げます。ど…

昔、慎二君と私は、寒いスキー場で出会った。私は、スキーのリフト乗り場まで登れなかった所慎二君が助けてくれた。出会ったって付き合い始めた時はお金がなくてカップラーメンを食べていた懐…

カップ麺にもいろんな種類がありますが、４０年以上生き残る商品には理由があります。 美味しさだけじゃなく、その味覚は記憶の扉を叩くのです。 久しぶりに、心のアルバムを開いてみま…