「見える 色」を含む小説

パラレル・ワールド調。 完全匿名なのでフィクションに分類をされると思われます。 何卒、宜しくお願い申し上げます。

　少年は悪夢を見る。 　彼は劣等生だった。戦争中の帝国にとって、それは罪人と同等の、いや、それ以上に最低な評価だった。 　しかし、彼には力があった。自分に関わった人物の未来を見る…

「この物語はわたしが出会った眼鏡達との物語です。今、それ以上言えることはありません。ただ、一言いえるのでしたら、あなたの本体はどこですか？」 ーーーーーー 【登場人物】 ・凹凸…

心に傷を負った少女、莉菜。 ある日、見慣れた光景に変化が起こる。 身の廻りの変化に途惑う莉菜。 そして莉菜は知る事になる。 自分の身に起きたもう一つの世界の存在に。 交じり合う世…

私はまだ知らないのです。 世界が今までとは違う色に見えること。 心の底から他人の幸せを願うということ。 家族以外の人を深く愛するということを。

ある日、色が違って見えるようになった兄と妹の一日を描いています。人それぞれが違った性格や感覚を持って生きているのだけれど、あまりにも程度が大きいと、それは人人の認識する常識から逸…

　私は右目の視界が欠けています。 　右目だけで人の顔を見ると、ちょうど顔の中心が、黒く塗りつぶされたように見えるのです。 　グリーンが好きです。 　それで、こんな話を書いてみま…

小学5年の時に交通事故に遭い、記憶喪失となった東雲奏太。 その時に両親と妹を亡くし、児童養護施設「ふうりん」に引き取られる。 記憶を失う前の自分を見ることができるのは、生まれつ…

　彼女は押入に住んでいた。幅１・８メートル、奥行き９０センチ、要するに畳一枚分の床の上に許された高さおよそ１メートルの薄暗い空間が彼女にとっての世界だった。

銀ぎつねのギンと、きつね狩りを生業とする父を持つ少女。 お互いの生涯の中でたった２度、その瞳を交わす瞬間がやってくる。

僕は絵をかくのが大好きな少年。ある事故がきっかけで見えるはずのない色が見えるようになる。その『色』が示すものを知ったとき僕は何を思うのか．．．。

【あらすじ】 「ホズ、目が見えるようになりたいとは思わないかい」 　ある日、ロキが突然ホズに放った言葉。 　眼が見えない少年、ホズはトラブルメーカーであるロキの思惑にのるまいと…

未来が見えるという不思議でどこか浮いている美少女『床凪早由奈（とこなぎさゆな）』。 その瞳に映る未来が徐々に狂い始め、異能なことになり始める。 『飯泉俊太（いいずみしゅんた）』は…

　　　プロローグ 著しく繁栄した国は競争相手を失い、やがて自国の者同士が自害しあう。そして、「新たな心の戦場」は勃発し、終戦までに一か月もの月日を費やした。繁栄した国は長く続く…

気軽に読めるミステリを目指して10年前に書いたものです。

【井の頭線】 　京王電鉄が運営する渋谷駅と吉祥寺駅間を結ぶ鉄道路線。十三キロメートル足らずの路線間で接続する路線こそ多いが、実際にレールがつながっているものはなく、孤立した路線と…

海の見える病室で ふたりの見える色は 違っていたのだろうか

外見は、かやぶき屋根のレンガ造り一軒家。 その内部は、様々な宿泊施設の機能を取りそろえた超空間。 ドラコネ一家の経営する宿屋は、勇者御用達の宿屋にしてセーブポイント。治癒、武器…

私と由佳里には黒く見える木を、舞は「赤い」と言う。さらに舞は私たちのことも――。 女の子どうしの他愛もないおしゃべり。長編の一部です。『ここにいない由佳里』本編は各DLサイト様に…

　大学新入生の望月は、ある晩酔った担任の矢野教授と肩を組んで歩く。教授の口から戦争体験を聞かされ、神妙な気持ちになる。翌朝見た高層ビルは、破壊と建設を繰り返す人間の歴史の象徴に見…