「純文学 夜」を含む小説

「好きです」「付き合ってください」そんなありきたりなフレーズ。私には好きな人がいる。これもありきたり。でも彼はありきたりじゃない。夜の公園で星を眺める彼。私は彼が好き。そんな私は…

真夜中に目を覚ました主人公は追憶に絡みとられて妄想と対話を繰り返す。行き着く先で出会う人は誰。

時間が経つのは必然 タイムマシンなんてあれば良いのに きっと誰もがそう思うはず この物語の二人も例外ではない 時間が戻って、関係をやり直せたら…… そんな想いを馳せる現実と夢に揺…

ある夜、目を覚ますと俺は無人駅でひとり立っていた。 そばにいるのは一匹の猫。 そいつのからだは、黒く、そして透明だった。 ※以前投稿したものを改題した作品です。

冷め始めた珈琲と、悴む指先に煙草を添えて。プレパラートに今日も私を乗せよう。

主人公・私（リツ） 読者・あなた 日々現れる登場人物のみなさま アリー・ビーリッシュ（まだ見ず知らずの人） マチル夫（情報屋らしい）

日々に葛藤する男性は、ある日不思議な体験をした。いつか誰しもが出会うかも知れない少女との一夜の話。

「ユキナ」という名札をつけた彼女は、キラキラした笑顔で看板を磨いていた。電灯もついていないのに看板は、これでもかというぐらいピカピカだった。 「凄いピカピカですね」 「せやろ？ …

その日、公園に佇んでいた俺は、不思議な子供に出逢った。 導かれるがまま、俺が辿り着いた場所は……？ カクヨムWeb小説短編賞へエントリーしてみました。 よろしくお願いしま…

ままならない人生を送る8人の登場人物。 その小さな善意の連鎖が、クリスマスの夜に奇跡を起こす。 心温まる愛のファンタジー短編。

ただ救ってほしいだけ

内気な性格で、ひっそりとした学校生活を送る中学３年生の野枝実。 野枝実には密かに思いを寄せている人がいる。 それは隣のクラスの担任である湊先生だった。 結婚していて、父ほど歳の…

夜の繁華街。私と君の初めての夜。 狼の巣。激しい夜。隔たる壁。遠い門。 私は口付けを求め、君は口付けを拒む。 ―――――――――― 数年前に書いた短編集の一遍です。

写真部に所属する高校二年生の遠野柚月には密かな趣味がある。深夜に散歩をして「死体が飾れる場所」を探すことだ。ある深夜、いつものように深夜の散歩に繰り出していると、同じ高校の少女で…

自らの立ち位置を理解しない者に、社会は寛容さを失う。 そのことに嘆くうち、いつしか自分も他者を見下す。 街中の喧騒と夏の夜の暑さから隔離されたショッピングモールの中で、一人、彼…

印象に残っている十篇の奇妙な夢を綴った短編。 正気のときに読むべきか、狂気のときに読むべきか。 そこは自己責任で……。

山間の田舎町で、将来に漠然とした不安を抱えていた高校三年の敦彦は、自宅の部屋の窓から公衆電話で援助交際をしている幼馴染のエツ（悦子）の姿を目撃する。 異性で唯一親交のあるエツに以…

私の世界で輝く彼がずっと羨ましかった。その感情を追いかけ続けていた。いつかお互い夜を超え、答え合わせの朝を一緒に迎えられるその日まで。私は、今をただ生き抜いていく。 ＊＊＊ …

目が覚めると真夜中。 一人で眠る女の子、メザノッテのところには今日も人ではない何かがやってくる。 夜明け、メザノッテは眠る。 目覚めるのは真夜中。

事故により全身麻痺となった青年。 ２０歳の誕生日を迎えたその夜…… 青年と木とのファンタジーです。