概要
タイムマシンに揺られる大人の幕間の物語
時間が経つのは必然
タイムマシンなんてあれば良いのに
きっと誰もがそう思うはず
この物語の二人も例外ではない
時間が戻って、関係をやり直せたら……
そんな想いを馳せる現実と夢に揺蕩う大人のお話
タイムマシンなんてあれば良いのに
きっと誰もがそう思うはず
この物語の二人も例外ではない
時間が戻って、関係をやり直せたら……
そんな想いを馳せる現実と夢に揺蕩う大人のお話
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!思い出は生きるための糧になる。それと同時に、傷にもなる。
おとぎ話の始まりのような語りで物語は始まる。
けれど、そこから描写されていくのは、悲しいくらい普遍的な日常の中の、ほんのわずかな輝きのひと時。
背景を多く語らずに、今そこにいる二人の男女の会話が交わされる。けれど、その会話から、描写される情景から、二人の距離感というものが伝わってくる。
身体的なつながりよりももっと深い、心の繋がりを感じる。けれど、どこか虚無的でもある。
読み進めていくうち、その虚無の質感の意味が分かる。だが、そこにはドロドロとしたものがあるわけでなく、二人の間にある感情は、乾いている。
劇中でも語られるが、この二人は、「ちゃんと」大人になっている。過去に思いを巡…続きを読む