「ほら、」を含む小説

1000字以内短編。「地球人の様子を一人ひとり監視して、生かすか殺すか決めているんだ。ほら。隣にいるぞ。さあコウタ、どうする」 Twitter掲載済作品です。

　文芸部部長の天川先輩は甘いものが好きだ。 　特にチョコレートのお菓子をよく食べている。もちろんビターよりもミルク派。 　彼は変わっているけれど面倒見がよく、困ったことがあればさ…

陽はまた昇ると人は言うが…… 昇らぬ、明けぬ夜があっても良いじゃあないか 苦しみに塗れた海 悲しみが浮かぶ微睡み 結局は味わうしかないんだ 夢だろうが、現実だろうがね

殴られた記憶の記録 ほら、こういうのってちゃんと控えておけって言うじゃん？ さぁ、長い戦いですよ 忘れない程度に記録 こんなやつも世の中にはいるし、私だけが悪者 何を言っても響か…

自主企画『第1回「2000文字以内でお題に挑戦！」』参加作品

屋上から見下ろす街 透き通る風静かに吹く 交差点を行き交う人 その風に押され歩くの ほんの少しだけでも 触れられるなら 透明な幸せに会える 気がしたから 透き通る光きらき…

幹男は冷や汗をかいていた。足元がおぼつかない。狭い橋の上で、ぐら、ぐらと、全身が揺れる。落ち着いて深呼吸をし、体幹を整えればいい。それは分かっている、分かっているのに……。すぐ下…

ただ帰るだけ。それだけ。

いきなり現代に現れた過去の偉人たち。武力行使ではなく『ユーチューブ』のチャンネル登録者数で歴史上ナンバーワンを決めることになってしまい。『日本の夜明けはアメリカの夕方』チャンネル…

営業部の主任、佐崎は思わず怒鳴っていた。見かねた部長がデスクに近寄る。「おいおい、大声を出すなよ。一体どうしたんだ」「聞いてくださいよ、部長。ほら、例の。余所の部署の新入社員なん…

　よっす。ワシ、ゼウス。 　なんか頭が痛すぎるからとりあえず斧でかち割ってみたんだ。そしたらなんと中からフルアーマー美少女が盾と剣ぶん回しながら飛び出してきたじゃないか。そりゃ…

これで創生学の単位は大丈夫ですよね」「どれどれ、見せてごらん」「ほら見てください。この端っこの惑星。

ジャンルよく分からない...ほらー？ほらーなのか...?

　読みやすいように1話約6000文字かそれ以下になっています。 　 　黄昏時、その校舎に残っていてはいけない。 　ホラー会の超新星と称される小説家の少女、鶴雛翳は、次作のアイ…

「人生って何なんですかね」 「え？」 「なんか、もう私生きてる意味とかあるのかなって。もう何が楽しかったのか最近よくわかんないんですよね」 「いや、あのー、話聞いてた…

あなたは繰り返す。 どうせ、じゃなく。 仕方なく、じゃなく。 あなたはそうすることを選ぶ。

店主がしっかり電球を変えてないから、ああなるんだよ。あ～あ、もったいない。ああいう店からは物を買いたくないね。程度が知れる。しかし、真夜中の散歩ってのも乙なもんだよなあ。こう、世…

この学園には、家柄も然ることながら我が侭な振る舞いでも有名な令嬢と、そんな令嬢の側に控える心優しき万能の従者がいた。ある日の野外学習にて、運悪く、あるいは運良く同じ班になった少年…

これはとあるターミナル駅でのお話。 「おいおい、やっべー。あっち見ろよ。テレビで言った電車入ってきたぞ。ほらほら」 「おっ、マジだ。ねえねえお父さん。写真撮りに行っていい？」 …

【2万PV・300フォロワー・100話突破・600応援突破・御礼‼‼】 　冴えない高校二年生の「洞野柚人《ほらのゆずと》」は二年前、母親の不倫をきっかけに家族を失った。 　中学…