幼馴染だった義妹との同棲生活。〜大好きだった幼馴染と親の再婚で再会して、同棲することが決まったけれど行動が可愛くて困っちゃいます〜

藍坂イツキ

プロローグ 

第0話 「始まりの日は何処《いずこ》」

 *縦読み推奨*


 恋を始めるときの記憶を思い出せないことはよくあった。


 みんなにもこんな経験はないだろうか。


 クラスのあの子が好きなんだけど、いつ好きになったのか分からないって言う不思議な忘れ事。

 

 今、隣にいる彼女と僕は昔から仲が良かった。


 出会ったのは数も数えられないほどに幼い頃だった。


 生まれた日が前後で、しかもその病室までもが隣同士。おかげで僕たちの母親が仲良くなり、家族同士で遊ぶようになり、家族ぐるみの付き合いになったのは言うまでもないだろう。


 ——かれこれ、二十年以上だと思う。


 彼女と出会って、お話をして、仲良くなって、恋仲になって数年。


 まあ、仲良くなってから恋仲になるのには十年以上かかっているけれど、それは二人ともチキンだったから——なんていうちゃちな理由ではない。


 歩んできた道はこれから始まる人生の中で短いわけではないが、思えばすごく短かった気がする。悩んで、嘆いて、泣いて、笑って、怒って、仲直りして、告白して……ものすごく深かったはずなのに、なぜか一瞬に感じてしまった。


 大好きな君と何の変哲もない、高校生の恋物語。



 これから始まるのは、そんな僕たち二人の絶望と希望を含めた再会のお話です。



追記

【あとがき】

 前作からの人はお久しぶり、初めての方は初めまして、お会いできてうれしいです。


 皆さんこんにちは、ふぁなおです。


 前作のSF成り上がり作品「パラレルワールド」でお世話になった方々には感謝です。あの作品は完結しましたが未だ物語は終わってはいません。いずれ続きを書ける時が来たらその時、作品中に会いましょう。


 では、この作品のお話に行きましょうか。


 この作品はラブコメ作品です。主人公には元幼馴染の妹がいる。というところから始まります。まあ正直、僕にはリアルで妹はいません。


 それだからこそというか、僕は妹キャラってすごく魅力的だと思うんですよね。まあ、こんなこと居ないから言えるのかもしれないですが……笑 ただ、弟がいます。結構仲良くやっているし、一緒にゲームしたりするので妹が出来たら仲良くなれると思ってます(笑)


 僕の変態話はさておき、なぜ、今作では妹が義妹であるかって言うのは、結構理由があります。このお話のプロットを書くにあたって、ただのいもうとでは面白くないんです。幼馴染という家族に最も近しい存在が家族になる。そして、妹として主人公の隣に着く。その過程での心の揺れ動き方、恋愛的には遠のいてしまう悲しさに嘆きながら、それでも主人公を狙いたい。なんていう、ヒロインの頑張る姿や主人公の苦悩する姿を書いていきたいんです。まあ、すべて想像であり、まず僕自身に幼馴染と言える幼馴染はいなかったのでかなり難しいですが、それでも恋愛作品になるとなぜか、す—っと書けてしまいます。現実の恋愛なんて黒すぎて困っちゃいますしね。実際、最近僕も三年付き合ってた彼女と別れて結構病んでた日がありました。そんなとき、僕を救ってくれるのはこの小説というものであり、読んでくれる皆さんでもあります。


 だから、これはそんな腐れた世の中を浄化できるように素晴らしい恋愛作品にしたいです。


 それでは、ここで筆をおくとしましょうか。変なあとがきを最後まで読んでくれた方には本当に感謝です。できれば厳しい感想でも甘い感想でも書いていただけたら僕のエネルギーになります。ハートを押してくださるだけでも嬉しいので、気に入ってくれた方は今後とも是非お願いします。


 無料でも読めるのでお礼だと思って……なーんてね?笑


 ごたくはこれまでにして、では次回にお会いしましょう。あとがきは気が向いたら書くのでよろしくです。

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