「君は、」を含む小説

　吸血鬼ラツェナドは、人間の友を亡くした。 　それから、五百年。吸血鬼や他種族と人間が共存するようになった世界で、ラツェナドは人間社会に馴染んで生活をしている。コンビニバイトをし…

私には、気になっている人がいる。 そして、極端に優れた語彙力を持つ彼が文章を投稿し続けるのには、とある理由があった。

愛する彼女のために別れを決意した男の独白 一人称：僕 二人称：彼女

恋人に先立たれた人のモノローグです。 性別の設定は特にありません。 一人称：僕 二人称：あなた

倦怠期ではないけれど燃え盛るような時間は過ぎた二人の話 一人称：私 二人称：彼

口を開けば。 喧嘩ばかり。 気が付けば そう、三十年以上も。 共に過ごしたのですね。 改めて。 ありがとう、と。 だから。 直接、言えって！

魔法使いの姉は、妹を箒に乗せて空を飛んでみせた。 妹にとってそれは、何よりの幸福。 たとえ自分が老いても、求めることをやめなかった。

　俺にはずっと好きな子がいた。でもその子は別の子が好きだった。 　俺に似た容姿だけど、俺とは正反対の子。俺はそいつをすごく恨んだし、羨ましかった。 　だから、あんな約束を結んだ…

同じ学部には爽やか王子と呼ばれる人がいる。その彼を見かけた時、好みすぎて一瞬で彼のファンになった男アイドルオタクの昴は毎日陰ながらその推しを眺める日々を送っていた。 そんなある…

　こちらはフィンディルさんの自主企画『あなたの小説の方角はどちら？』参加作品です。もちろん、書き下ろし。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681…

吸血鬼の真祖エリザベート・ゼクス・ブラッドリーの眷属であるジュリーは、突然招待されエリザベートの叔母ミーカの屋敷へとやってきた。大聖堂のような自宅と獣の被りをものつけたメイドに面…

陽菜乃って女の子がいた。 幼馴染という程ではないかもしれないけれど、近所にたくさん居た友達の一人。 明るくてお喋りで運動ができて歌も上手い、ちょっとぽっちゃりのお日様みたいな女の…

「王家の後ろ盾をなくした君には、なんの価値もない」。愛する夫に裏切られ、ベルティーユ王女はやり直しを決意した。 誰もが生まれ持つ『神から授かったギフト』。ベルティーユが授かったギ…

世界でも随一と言われる大国シューベンハルツの1人娘アリス。 将来の為にと父親である国王から見合い話を持ちかけられるも気が乗らないのは、彼女には“推し”がいるからだ。 推しの名はマ…

人との別れに心を痛めた中学3年生の森田はな花は人との付き合いを極力しないように学校生活を過ごしていた。 親友はいない。友達もいない。初恋もまだ。 しかし友達を作らないことを合理的…

「死にたがりな君へ」という名前の相談窓口。 そのサイトでは、いつも同じ、謎の相談員さんが相談に乗ってくれる。 一見チャラそうに見えるが、心がだんだんとほどけてゆく。 あなたも、…

それって、神様じゃなくて夢魔ってやつでは？ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 長年付き合っていた男と別れてやけ酒をした翌朝、隣にいたのは天然系の神サマでした。 「君が笑顔になれない世界の…