「秋」を含む小説

一瞬彼女の顔を見てライオンだと思った僕は、その笑顔を見てやっぱり猫だと思い直す。秋の夜道をコンビニに向かって歩く僕の元に、一人の少女が現れる。彼女はブロックに片足を乗せたまま、硬…

時の移り変わりでしょうか、それとも住む場所が変わったせいでしょうか、秋の感じ方も随分と変わったなという思いを綴ってみました。

小さなこの葉君は願います。 桜母さんが一人ぼっちにならないように。 そんな願いも北風さんは無情にも壊していく。 必死に頼むこの葉君。 頑張りぬいた先に、この葉君がみたものは……。

二人の野郎の育児日記。 何の役にもたちません。参考にもなりません。 でも、「あそこのお宅に比べたら、うちはまだマシね」「子どもとの生活って、なんか愉快だな」なんて思っていただけ…

魔法と機械の発達した世界の片隅。 書庫を守る人と街の機械技師のお話。

『秋』をテーマに『好き』に書いてみました。 大根葱様自主企画『秋を題材にした物語、詩集』への参加詩集となります。 分類ができないもので、意に沿えぬものがあると思います。

　白くて美しい羽を持つ、人ではない女性。 　彼女は、僕が生まれた時から、ずっと見守ってくれていた。 　富小路とみころ様の自主企画、セルフ三題噺『風薫り我想う』への参加作品…

目的を果たして、世界に平和が戻って……世界は続いていく。 旅が終わって、行先がなくなって……それでも世界は続いていく。 幕は下りてくれない。めでたしめでたしでは終わらない。 …

高校の冬服を最後に着るのは卒業式の日。では夏服を最後に着た日のことは覚えていますか？ 自分はハッキリと覚えています。 卒業まで半年をきった秋の日、寒い中袖を通した夏服。 高校時…

セルフ三題噺にチャレンジ！します お題！ A『秋』『夫婦』『日本家屋』 B『壁』『恋』『少女漫画』 難易度は3 恋はまだまだ！ 愛もまだまだ

セルフ三題噺『風薫り君想う』参加作品。レベル4になると思います。 前半の単語：『蜜柑』『おはぎ』『娘』 後半の単語：『木漏れ日』『森』『冷気』 最後に入れたもの：『秋の宵』 彼…

富小路とみころ様主催の自主企画「セルフ三題噺『風薫り我想う』」の参加作品です。 【選択したお題】 Ｉ『木漏れ日』『森』『冷気』 Ｏ『完治』『名水』『不死』 【ルール（レベル4…

納豆と豆腐に矛盾を感じた女性とその彼氏との会話劇…という程のものではなく、鼻歌程度の物語。

　貧乏な伊佐姫のところに、金持ちの楓姫からとんでもない進物が。でも、神経ワイヤーロープの伊佐姫は動じません。 　富小路とみころさんの自主企画『セルフ三題噺』のお題Ｄ（『栗』『笑…

主人公の桜井勇魔（さくらいゆうま）は、熱中症で倒れて目を開けると異世界にきてしまう。よくありがちなパターンで。そこでファテナに出会う。ただそのファテナが残念すぎるのだが、しょうが…

新人類　――それは、我々を根絶やしにして、新たな人類に成り替わろうと企む者たち。 魔剣　　――それは、人の想像と才能が生み出した、最強で最悪の大量殺戮兵器。 バジル　――それは、…

万葉研究部のふたりのなにげない日常です。 「つまり『風が涼しいな、もう秋か』ってことっすか？」 「随分と豪快に情緒を削ぎ落としてくれたものだね」 どシロートな万研部員アトソ…

ある夏の終わり、私は一匹のカマキリに出会った。