「忘れないでよね」を含む小説

いつになったら、思い出せるだろうか。 どこへ行けば、思い出せるだろうか。 ──染み付いた筈の心も失くしたまま。目指すべき泊も忘れたまま。 少年は、ひとりの少女に手を引かれ、終わり…

全ての人がブレインマシンインターフェース（BMI)を持っている世界。 この装置を使えば、ただ思うだけで周囲の機器を動かし、人と通信することが出来る。 BMIが主要な意思伝達の手段…

　その駅は、かつて無の海から生まれる神を、現世に移動させるための駅であった。 　だが、駅を管理していた老駅員の神が忘れ去られ消滅し、その役割も忘れられ、完全に失われた。 　だが、…

僕は虹が出るのを待っていた 虹が出たら、旅に出るんだ！ くんちゃんみたいに ５分で読めるショートショート （キャッチコピーも紹介文もつけるの、忘れてた汗）

君の目に映るのは人々が行き交う城下町。 そこで偶然通りかかった男に君は助けられる。 記憶を無くし、名を忘れた君はアッシュと名付けらる。 君はここでの生活の中で、記憶を取り戻して…

　もとはとある「忘れもの」を題材とした短編コンテストの応募作 　お題にちなみ、〝忘れもの〟にまつわるノスタルジーな学校の怪談風心霊ホラーにしてみました。 〈あらすじ〉 　忘れ物…

　〈探偵〉と呼ばれるターゲットを殺しに日本へやってきた２人の殺し屋。荒っぽくも乙女心を持つ女──キリルと、理性的で腕の立つ男──ハーディ。 　彼らはターゲットが潜むという長野…

“自分“は小さな頃から内気で、1人で、自分のために絵を描いていた。 しかし中学校に入り、“黒沢“という人物と美術部での友人となり、人に絵を見せ、楽しむことを知り、インスタグラム上…

NOVEL DAYS 課題文学賞応募作品です。 お題は「忘れたい友達」2000字以内 で書きました。

　なぜ、このような小品を書き続けたのか、書いた私も記憶にありません。書いたことすら忘れておりました。定年退職を前に大きなストレスが溜まっていたことは事実のようです。 　海上幕僚長…

ナザリーは見知らぬ宿で目覚めるが、なぜここにいるのかわからない。全身にはなぜか刺青が入れられ、話を聞くと弱ったナザリーを運んできた男性が入れていたという。だが本人は何も憶えていな…

※改稿済み 無駄な設定、及び描写を削って、必要な設定を増やしました。 初稿を読んで下さった方にも、もう一度読んで頂けたら嬉しいです。 以下、あらすじ。 ある日、主人公『鹿島亮…

忘れた頃に見る。 石で積まれた釣鐘型の蔵の中。 光はある。 土がぱらぱらと落ちてくる。 見上げれば丸い空がある。ここは、井戸の中だが井戸なんかじゃない。顔の黒い男が現れる。自分は…

平凡な高校生、釣合秤はある日、異世界から帰還した……らしい。 目覚めたときには半年が経過しその間の記憶を失ってしまった彼のもとに、朝日月夜を名乗る市役所職員が現れる。 彼女から秤…

本日２月１３日所謂バレンタイン前日。 私、園田佳乃はそんな事はすっぱりと忘れて読書に没頭していたのであった。 困り果てた私は、友人の浩美に応援を頼む。 果たして私のチョコレートは…

一生忘れられない、たった一週間の純愛。

「先輩って忘れられない人っています？」と後輩の藤木咲優が聞いてきた。 僕の脳裏には、いつもからかってきた3つ歳上の佐久良逢里がすぐに浮かんできた。 当たり前だと思っていた日常はあ…

主に自分の作品に登場させたモンスター等のの設定を忘れないようにするための覚書に近いものとなっています。 創作したモンスターが主になりますが有名なモンスター等のあいまいな設定をな…

「美術の道は諦めなさい。君には向いていないよ」 　人生最初の挫折を味わった、中学2年生の私。 　友達の由香ちゃんは私が諦めた道を迷いなく進んで行く。 「私には、自分だけに課し…