こういう小説に出会いたかった。小さな男の子の中に広がる夢と冒険の世界。絵本や児童文学にある魅力が、これだけの文章量の中に凝縮されている。すごい作品です。
お題「虹の向こう側」でこんな夢と希望が溢れる絵本みたいな作品が描けるなんて羨ましい才能です。短編ながら、作者の想いが如実に伝わってきます。読んだことはないけど、きっと、モチーフになる『くんちゃんとにじ』の絵本も素敵なストーリーなんでしょうね。心温まるお話ありがとうございました。