「恋 桜」を含む小説

BLをちゃんと書いたの人生で初めてかもしれん

彼女には春の青空が似合う。僕はそんな彼女と穏やかに過ごした。特別なことは何もない日々だったけど、僕にとっては掛け替えのない思い出だ。 ――ああ、もうすぐ約束の春がくる。 僕は本を…

莉子と有馬と桜は、保育園の頃から仲良しの幼馴染。 中学生になった今でもその関係は続いていたけど。 ある日莉子は、桜からある相談を受ける。それは三人の関係を壊しかねない、恋の相談…

4月から新社会人として働き始めた名木透人は、高校時代から付き合っている年上の高校教師、宮城慶一と同棲して5年目。すっかりお互いが空気の様な存在で、恋人同士としてのときめきはなくな…

　咲来は４月8日、コロナ禍に生まれた。その年は桜が満開だった。そこから、つけられた名前だ。 幼稚園で咲来はまた一つ、恋をする。 小学生になると、また、恋をする。同時に、恋は一つ、…

頼りにしていた家族達に先立たれて呆然としていた宮家の姫、珠子のもとへ、見目麗しい公卿である中納言兼左近衞大将の惇長が現れ、契約結婚を申し込んできた。さらに陰陽師の安倍彰親にも求愛…

高校二年生の香坂春（こうざかはる）は同じクラスで聖母と呼ばれる八重桜心春(やえざくらみはる)に恋している。だが、高嶺の花である彼女に告白する勇気がない。そんな彼に、親友の神宮寺和…

ちょっとお茶目な女子高生の入学初日。 色々な出会いがあるのが春ですよね。

時は平安。 やんごとなき身分を持つ、貴族の殿方や姫君らが恋に花を咲かせる日々を過ごしている。 その姫君である咲夜(さくや)は走っていた。釣り合わない、絶対結ばれない……と勘違…

死神と、“呪われている”と嫌われていた黒百合姫、瀬那。 孤独な二人は、巡り合う。 ＊　　＊　　＊ あの夜、確かに会った。 しだれ桜の舞う庭園で、藍色に深く誘う夜空に、琥珀に…

友達のいない私――桜庭がクラスの人気者の三方原くんに恋をして、愛し合って、ひとつになるまでの物語。

　杏子（あんず）は杏の精霊である。名字はまだ無い。 　季節は春。華やかな桜に隠れて、控え目な花を付ける杏を観に訪れる者はほとんど居ない。 　それでも彼女は信じていた。いつの日か杏…

短編集です。黄金に憑りつかれた男の話、桜と恋の話、不思議な能力を持つ猫と対決する話、などです。

　桜の季節に見つけたお店で、僕は日記帳を手に入れました。 　それは、悲しい恋の始まりでした。

夜だけ営業されている不思議な骨董屋。この店の主人をいつも見守ってくれているのは・・・。

恋に恋する18歳専門学生、三島七桜。 趣味、友だちの恋バナを聞くこと。 いつか自分も恋をしたいと思っていたら、満員電車で毎日会う素敵な人に恋をした。 恋愛初心者・七桜が、…

江戸時代。大店の跡取り娘の綾乃お嬢様は、花見に猫の小夜を連れて行きたいと言い出すが── KAC2022参加作品です。 第9回目お題：猫の手を借りた結果

桜の下で恋をする

「はるか西の国では、男が女の指に輪をはめて、永遠の愛を誓うんだ。ずっと一緒にいられるように」 その願いは、自分だけの夢だった。 大公家の父と、妾の母の間に生まれ蔑まれてきた…

　時は昔。 　血色の万年桜が咲く泉のほとりにある村で、僕はいつ訪れるかも知れぬ命の終わりだけを見つめる毎日を過ごしていました。 　ある月が綺麗な夜でした。赤い焔が浮かぶのを僕は見…