概要
愛を知らない孤独な二人の妖系恋愛小説
死神と、“呪われている”と嫌われていた黒百合姫、瀬那。
孤独な二人は、巡り合う。
* * *
あの夜、確かに会った。
しだれ桜の舞う庭園で、藍色に深く誘う夜空に、琥珀に輝く月が浮かんだ、あの夜に。
名前を呼んで欲しかった。存在を、確かめられるようだったから。
一緒に笑いあいたかった。きっと、とても、嬉しいことだと思うから。
愛が、欲しかった。恋かがれ続けた、雲の上のようなものだったから。
全部、貴方がくれた。
私が欲しかったもの、全部。
『……――姫。』
例え、何千年会えなかったとしても、巡り合えなかったとしても。
私は、貴方を想い続ける。
巡り合える日を、願いながら—―――。
* * *
全ては、何年もの間を経てもなお、色あせない想いを、貴方に、伝えるために。
孤独な二人は、巡り合う。
* * *
あの夜、確かに会った。
しだれ桜の舞う庭園で、藍色に深く誘う夜空に、琥珀に輝く月が浮かんだ、あの夜に。
名前を呼んで欲しかった。存在を、確かめられるようだったから。
一緒に笑いあいたかった。きっと、とても、嬉しいことだと思うから。
愛が、欲しかった。恋かがれ続けた、雲の上のようなものだったから。
全部、貴方がくれた。
私が欲しかったもの、全部。
『……――姫。』
例え、何千年会えなかったとしても、巡り合えなかったとしても。
私は、貴方を想い続ける。
巡り合える日を、願いながら—―――。
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全ては、何年もの間を経てもなお、色あせない想いを、貴方に、伝えるために。
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