「彼女と私」を含む小説

「まめちゃん」と、彼女は私を呼ぶ。 ※お題「友達」「豆」「雨」をいただいて書きました。

　私の幼馴染の恵美はみんなの人気者だ。元気で運動もできて、誰にでも優しい。そんな彼女が私は好きだ。もちろん恋愛的な意味で。 　だけどある日、恵美は私にこう言った。 「私、好きな人…

隣に座った彼女は、私と話したいとつぶやいた。男子校に通う私と女子高に通う彼女は、恋愛オクテでなかなか親しくなるきっかけをつかめない。期限は、夏期講習のある2週間。あと一歩、あと一…

「せかい」を育てる彼女と私の話。長編の詩のようなとりとめのないもの。

「私」は、修学旅行がなくなるとクラスメイトが言い当てたことに気がつく。 歩道橋の上にある、とある高校。 そこに通うのは、ものを【曲げる】能力を密かに持った私と、 【先耳電話】と…

【少女の心開きすぎ問題について】 全文を読んでいない段階で批評を下さる方へ。あまりにも多いので説明致します。 新人賞は全文を読まれることを想定しております。この問題については終盤…

事故で死んだ海は、アンドロイドとして二回目の人生を生きることになる。 しかし、彼女の中には恋人の恵美に対する罪悪感があった。 「人に限りなく近づいたアンドロイド」、「記憶と死」…

私の好きでもない彼女との逢瀬を覗き見ていた変な女。なんの因果か、私はそいつに惚れてしまった。 そいつは「百合」とやらが好きらしくて、私を「百合っ子」なんて呼んで親しげに接してくる…

物語を書けずに悩む私の前に「先輩」が現れた。 彼女は私に物語を書くために大事なことを教えてくれた。

とある女子高校の軽音楽部で巻き起こる、 私と私たちが、自分だけの音を探し求めるお話。 音楽と、コーヒーと、夕焼けと、 木陰と、彼女と、私。 いくつもの色が重なり合って、 絵画み…

――サラサラ。サラサラ。 耳に聞こえるのは、ずっと響いていた砂の音。 彼女は私を親友と呼んだが、私は彼女が好きだった。 叶わぬ恋心を口にする代わりに、私は繰り返し夢を視る。

その女は愛することが好きで、愛に生き、愛に悩み、愛を求めていました。彼女が、私が、彼が、愛とともにゆっくりと狂っていくお話です。

隣に座っている女性の素顔を見たことがない。顔はおろか、彼女の本名すら私は知らない。おそらく彼女も──私の顔も名前も知らない。しかし、我々は恋人同士なのである。

彼女のことはよく知らない。 彼女も私のことはよく知らないだろう。 だけど、私は文字を書きつけ、彼女へこっそり渡す。オフィスで、目線を交わす。彼女の家で、体を重ねる。

　大学の読書サークルで知り合った彼女。  　なんとなく意気投合して、文芸イベントに大学のサークルで参加したりと楽しく過ごしていた。  　卒業後、郷里にもどる彼女と疎遠になるのが怖…

何度でも探し出す話 もしかしたら続くかもしれません

【四巻完結】 　小山内直《おさないなお》には秘密があった。それは幼馴染の大串遥華《おおくしはるか》にたびたび女装をさせられて町中を連れ回されていること。いつ誰にバレてしまうかとビ…

『サルビアとガーデニア　小説家志望の彼女と私』の番外編です。 本編に登場する人物たちが、文学にまつわるグルメ話をしたり、グルメスポットを訪れたりしています。 『サルビアとガーデ…

私は、彼女のことが憎たらしいです。狂おしいほど愛しています。大嫌いです。閉じ込めてしまいたい。どうしてこんなにも苦しいのでしょう。またそうやって彼女は私に呪詛を吐く。その瞳に私を…