「動かない」を含む小説

私はエンペラーミノタウロス、四天王の末席を預かる身だ。しかし、私なんて『魔王軍最強』の四天王である彼の方の足元には及びもしない。 今日も冒険者達が魔王軍にやってきたようだ。 「…

僕の愛車はフォルクスワーゲンポロ・６N。 妻には「ボロ」と呼ばれるその車にはエンジンスターターなんて便利な機能はない。 時代遅れの愛車は妻がまだ彼女だった頃からずっと、僕達の思い…

ある朝目覚めると私は知らない部屋にいた。 よく見れば自分も知らない顔してて、、 あぁよく聞く転生ってこれかぁとはならないワケで、、 実際不安すぎない？ その上、体は自分で動かせな…

もうひとつ奇妙なのは、この若い男の額に、CAINと焼き鏝で刻印が押されていたことだった。 殺人の噂を聞いて、脇坂の両親が届け出たので若い男の身元が割れた。 家人には友達と会うと言…

｢……本当に、この公園に来たんだな？｣ 旅するバックパッカーの老人は、帰ってこない仲間を探すために公園へと訪れた。 化け物がいると噂されるこの公園で、老人はとある光を見るが………

　童謡、おじいさんの時計より。

悪霊のギンは、とある偶然から出会った除霊師、玉丸金次からパートナーになってくれと頼まれる。ズヂボウという悪霊に家族を殺され、復讐がしたいという。だがギンは『パートナー』『ズヂボウ…

海沿いの町で父親のために葡萄酒を盗む罪を犯した少年は、ある二択の罰を迫られる。一つは盗んだものを取った方の手が、永遠に動かなくなる。もうひとつは盗んだものを返し、一晩たった一人で…

十二年に一回開かれる、天下一を決める武術大会「龍虎比武杯」。 一か月後に迫った大会に向けて、道士の韓凌白は仲間とともに、長らく仮死状態だった前回大会の覇者・岳伯都を目覚めさせる…

「死んだら救われる？　ふざけるんじゃない！　死んで花実が咲くものか……！」 ——死期告げる死神は、静かにことわざを噛み締める。 ＊＊＊＊＊ 　連続星座女性殺人事件。 　それ…

行方不明の父と6年ぶりの再会も、父と同棲している女と翔子は言い争いになった。 逆上して翔子に掴みかかるが、父がその女を殴ったら、怒って果物ナイふを取り出し父に襲い掛かった。 驚い…

僕は十五年間引きこもりだった。 十五年間引きこもっていたけれど、意を決して母さんと顔を合わせることにした。 そうしたら母さんは笑ったんだ。 笑って笑って、ヒュゥ、と息を吐いた。…

余命宣告を受けた女子高生は、死の実感をできないまま日常に戻された。家族が心配しつつも、お互いにいつものように振る舞う。友人たちも元気に振る舞う。そんな中、徐々に肉体が動かなくなっ…

僕は夢に見たことを投稿サイトに出すと面白いかもしれないと考え、金縛りの夢を投稿することにした。 体が動かないだけで、こんな恐怖を味わう羽目になったことから、これなら大勢の人を楽し…

ついに、警察民営化、人々は警察に税金を払わなくなり、その分の税金は減少、しかし、結果、警察は利益を求める企業へと変貌を遂げる‥あくまで、企業、目の前で犯罪が行われようと、依頼がな…

斉田さんは本当にいい人なんです。 私が物流に異動したときはパーツセンターの担当でした。 きっちり仕事をする人です。 だけど営業時代にこんなことがありました。 いい人です。本当にい…

　主人公の楠本ナオ（くすもとなお）は、昔、ひょんなことから、神さまが創られた種を拾う。指示されたとおり、右手のひらに発芽させて種を採る。 　肉体を養分とする種だった。根を絶やす…

３人の女子校生は、霊が出るという廃ビルに肝試しに行った。 その１人が主人公の美月。 「帰った方がいい」 彼女は２人に警告する。 しかし、凛はその忠告を無視して廃ビルの探索を楽…

【週一の投稿です】 1章、2章終わりました！3章「サマーバケーション編」突入しました🐈 　　　✨ここからがあらすじです✨ ブラック企業に勤める冴えない男、増田純一は絶賛「デ…

【完結済み】2020年6月2日。月は姿を消し、そして……怪獣が空から降って来た。争いごとを悉く忌避する16歳『春川創』は、ミステリアスな少年から告げられる。「今これを動かせるのは…