「なかま」を含む小説

双子の一方は若く、一方は老いていた。 赤い雨が止み、奇病が蔓延るホーン。数年ぶりに師のもとへと帰ったヴァイオレットは、幾度も繰り返す少女の生のなかで、いつも死だけを見つめていた。…

オリジナルの詩集です。2016年。

出入り口すらない真っ白な部屋に閉じ込められた僕。そして目の前に現れる、自分とまったく同じ見た目の男。どこからともなく聞こえる声が、僕にこう告げる。 「これは実験です。二人で話し合…

普通の女子高生が交通事故に会い、気がついたら異世界で目覚めた！なにもしらない女子高生が見知らぬ土地で生活を始めなければならない！社会で働いたことがない女子高生が出来る仕事とは！？…

付き合い始めたばかりのヒロシとアキ。 純粋な二人のぎこちない恋愛に、周囲はヤキモキとするばかり。 アキのことを好きな女の子や、口癖が「つまりエロだな。」の男子が二人の仲をしっちゃ…

僕の名は、陽斗《ひろと》。ほぼ毎日、幼じみの快晴《こころ》の妄想話しを拝聴している。 いつもの公園でいつものように聞いていた僕に何やら新しい妄想話しをする快晴。実は、それはとんで…

とある世界のとある国の崩壊…これはその話である。 世界には、幾千の王、幾千の議員、幾万の貴族、幾万の市長、町長、村長…つまり政治家がいる。 そのなかでも、最高、最悪の政治家と呼ば…

キリノの２作目です。 前回の騒動から約半年後。魔法世界と現実世界をつなぐドアが、突然不通になってしまう。そして、『魔眼』を狙う新たな敵。果たしてあかねは、アンナもせつなも頼れない…

　かつて世界は邪神の侵攻により滅亡の危機にあった。 　そんな絶望的な状況を救ったのが《剣聖》、《賢者》、《神槍》、《大魔法使い》の四人。 　あまりにも圧倒的、恐ろしいほどまでの理…

一人の自分が何も知らずに立ちつくすなか、鐘の音色がいま鳴り響く...

○とある町、とある小高い丘のうえに、学園都市が心臓部、私立・翡翠ヶ丘学園はあります。 学園都市という一見聞きしに珍しいアカデミー都市群は、翡翠ヶ丘幼稚舎、小等部、中高一貫男子校、…

「貴方のその仕事って、名前をつけるとしたら、なに？」 「仕事のつもりはないんだけど……なんだろうねぇ？」 ※この小説は、『星空文庫』にも投稿しています（掲載先変更予定）

枠のなか。フレームの外にある景色。 映された描写は、避けることができなかった。 自分の過去に眼がいくーー少女の中に。 透明な重なりとして 呼びかけとして

以前書いた小説。

　この星では人間たちが、自分たちの手を染めることなくロボットを使って戦争していた。そうしたなかで、一体の天才ロボットが出現すると「ロボットにも尊厳を」を合言葉に、人間の傍若無人な…

幼い頃に義父から受けたＤＶによりちょっとだけ先の事象が分かる能力をもった主人公、蜂谷 了が探偵事務所で事件に関わるなかで成長する物語。

主人公・光は10年前に重度のうつ病と診断された。10年前といえば、まだうつ病というものの認識が正しくされていない時代。光は誤解と偏見のなか、治療を続けていく。 うつ病、そして精神…

すっかり日も落ちた時刻に、猫カフェの前で入るのを躊躇していた一花は、妙な眼鏡を掛けた青年に声を掛けられて。 猫初心者お嬢さんと猫使い青年のもたもた恋愛話。 人物紹介：（年齢は登…

ゲーム好きの女子高生ユーハは、スポーツ万能の親友ネコに誘われて格闘技の同好会へ入った。最初はしぶしぶだったが、コーチの怪獣シーサー君や先輩キッカとの出会いを通じて、少しずつ楽しさ…