「ふたりなら」を含む小説

「俺はやつほど情に厚い男を知らん！」 盟友である土方歳三が陰で鬼副長と呼ばれていることを知ったとき、勇の全身は怒りで震えた。 ――俺は一体なにを見ていたのだ！？ 己をたてるため、…

　化け物への耐性がない者は、化け物を見るだけで恐怖の感情を呼び起こす。 　化け物病と呼ばれる病が広がる世界で、化け物ハンターと呼ばれるふたりがいた。 　ひとりは太めの体格の青年…

女子高生の長壁伊月は、友人の瀬那佳音に誘われて奇怪な人形展を訪れる。会場で出会った黒尽くめの「案内人」に導かれるようにして、ふたりは胸に裂け目のある人形と邂逅する。それ以降、伊月…

高校二年生の木佐木彩菜（きさきあやな）と先輩の相賀奏一（おうかそういち）の二人が織りなす何気ない日常の一ページ。 きつねのなにかさん主催の令和二年六月青春企画に参加しました～。

Twitterで募集した企画「#いいねした人とリプでつなげるリレー小説」で生まれたリレー小説です。参加者と執筆順は以下の通り（敬称略） ①新芽夏夜　@newface139 ②日向…

放課後の教室に二人の女子高生。好きな子とふたりきりで落ち着かない「わたし」と、そんなわたしに『好き』を教えて欲しいと言う「安斎さん」。百合です。

去年はひとりぼっちで、会えない憧れの人への想いを募らせていたバレンタイン。 それから一年経って、晴れて恋人同士になった彼女たち。女の子同士であればと、家で一緒にチョコ作りに取り組…

聴こえる音域が極端に狭い、という聴覚障害を持つ岡崎天音と、自分に自信がない松坂貫、ふたりの高校生の友情ストーリー。

　ここは星降る丘。願いを叶える力を持った、美しい丘。 　金剛石の木の下で、美しい少女と精悍な青年が出会う。 　そして二人は、やがて―― 「「最後に勝つのはこの「俺」「私」だぁぁ…

お互いの目にとまったからといって、ふたりがつながり、まじわるとは限らない。 あなたとのかかわりが生まれたのは、かすかな想いをたぐり寄せたから。 奪ってほしい、と言ったら、奪って…

山峡国の第一王女にして西陵城主・マツバ姫は、文武両道にして才色兼備。 親衛隊長のアモイはそんな主君を誇りに思い、忠誠を尽くして生きてきた。 しかしある日、ふたりの関係は一変する。…

新宿水音（あらやどみずね）、麻布黄歌（あさぬのきか）は二十歳になったばかりの女子大生二人組。いつもはカフェ巡りやら、服選びなどに余念がない彼女らであったが、ついこの間、ふたりとも…

若い二人でテレワークを試してみてくれと無茶振りされた《おれ》と《ミサキさん》の話。 ※ビデオ会議してるだけ ※若干の下ネタ注意 ※外出自粛 ※手洗い・消毒・ストレスフリー ※特…

新社会人として一人暮らしをはじめる主人公、ヒロが引っ越してきた社宅の前には、二本の尖塔がそびえる大きな洋館があった。 庭には黒薔薇が生い茂り、黒づくめの美少女と執事風の青年が棲ん…

田舎町ボルドウの女領主ロアとその女中マリアは、悪魔と修道女、使い魔と主人、強いて言うなら恋人同士、という関係性。 悪魔化したロアの身体を人間のそれに戻すため、ふたりは教会からの依…

社会人一年目の渉が気になるのは、同じ職場の営業事務の茅子。地味な見た目で動作が遅く転んでばかりいる茅子だが、仕事は完璧で、メガネをはずすと実は美人で!? 真面目に一生懸命頑張る…

時は幕末、世は戦乱。 博打好きなお姫様と侍の、人差し指が行先示す珍道中。 深く暗い森の奥で、ふたりを待ち受けるのは──

【4万PV突破】 『俺にツンツンしてくるクール美少女に罰ゲームで告白したらなぜかオッケーされて、翌日から恥じらいながら急接近してくるんだが、【俺のツンデレ彼女が可愛すぎる件】に…

ひとりぼっちの少年が さまざまな日々を経て 大切な人とともに生きる青年に なるまでのお話です。 もともとはバラバラに書いてあった詩を連ねて、ひとつの物語としました。 201…

オオカミに似て非なる銀色のたてがみを持つ獣・コーダ。 そのコーダの群れからある理由により異端視された孤高の〈シンラ〉。 捨て子という生い立ちと不思議な身体特徴から異端児扱いされ…