わたしたちがこの小説を読んでいる時、時間はゆっくり流れます。その時間だけでも楽しいです。できれば、綺麗な海の映像を動画で流しながら読むといい気もします。
サンゴが、人間として生きる期間を超えてなお、あの樹枝のような体裁を呈した生物となって、今なお少年「珊瑚」を待ちわびている姿が思い浮かびました。 きっと、忘れていた暖かい感情を教えてくれたことに感謝を隠せないのでしょう…… 人間と犬、人間と猫など、人間と賢い動物の親密な関係を描いた映画等は多々ありますが、珊瑚とは……恐れ入りました。 今後の、ノザキ波様の投稿に期待しております。
・・・な・み・だ・・・読んだ後、目の縁に涙がたまったままです。好きな絵本は人生の友ですよね。私は昔13年程読み聞かせボランティアを断続的に続けていた中年女性ですが、言葉と言うより単語の放つ「きらめき」を捕まえられる 作家のチカラと感受性に目を見張りました。短編集などの予定があったら挿絵を描いてみたいと仰る方も居られるのでしょうね。私は、他の作品も是非読みたいです!
すっと入れる文章と世界観でした。最近、星の王子さまを読んだのもあり、胸にじんわり来ました。サンゴはいつまでも少年を待っているんですね。切ない。こういう系好きです。絵本にあったら素敵ですね。
設定が面白いと思いました!