「二人 短編」を含む小説

ナイフを持って会社に押し入る男 死んでもいいと思っている男 二人の男が対峙する オレにはあいつが幸せに見えて お前からはオレが幸せに見える でもそんなものはどこにもない

夫婦茶碗のような掌編を二つ。 オカン(男子)かと聞かれると微妙な気もしますが、このくらいの距離感の夫婦のほうがなんとなく長続きするんじゃないかなと思い、第一回オカン（男子）文学大…

人気漫才コンビ「トップガン」の二人がパーソナリティを務める深夜ラジオ。 今日は放送300回の記念放送。 いつものように軽快なオープニングトークが始まる。 が、ツッコミの武田のトー…

　第二次世界大戦の最中、その少女たちは出会った。 　連合国と枢軸国。敵対する関係でありながら、一時の平和の中で語られるそれぞれの本音。 　やがて、二人は戦場で再会することとなる。…

　鬱陶しい梅雨が明けたある日の夕方、市立小学校の校庭で発見されたハチは下級生を刺した。 　対処するはずだった用務員は魔女の鉄槌によって行動不能にされてしまう。 　下級生の姉に恋す…

　男は処刑人だ。 　彼の仕事は反体制派の中の重犯罪者を処刑することだ。処刑の方法はいたってシンプルで、巨大なギロチンで首をはねるというものだ。 　今日も、いつもと同じように、同僚…

某ウイルスで人との交流を禁じられた俺はワガママ言って腐れ縁の友人の家に泊まりに行った。何ごとなしにベランダで黄昏れる少年二人のお話

夏樹(38歳)は、息子のタクヤ(10歳)と父親(60歳)と共に、九州へ鉄道旅行に出かけることになった。息子と父親は大の電車好き。一方の夏樹は乗り物酔いしやすい体質の持ち主。二人の…

社会人一年目の竹本は、久しぶりに大学院に進学した親友の中村と飲みに行く。そこで鹿児島に出張に行くと話すと、中村から好物であるという『カルカン』を土産に頼まれ……カルカンって猫缶だ…

獣人種、鳥類種、昆虫種、混合種。様々な種族が生きている世界の端っこ。 名前も語られない学校の端の端に、二人しか部員のいない同好会が存在した。 コウモリのような先輩と、煙で顔が隠…

「俺たちは家族なんだ」 そう言い続けているのに、一向に物腰を柔らかくしようとしない、メイドのカランテ。 それどころか、主人であるはずのボタンの方が命令されてしまう始末。 そんな…

ラブコメの一話完結短編です。

二か月前、主人公「ユイ」の目の前に突然現れた白色の髪をした儚げな少女の幽霊。ユイは彼女の無邪気な姿や可愛らしい言動に心を惹かれ、二人は互いに仲良くなっていくのだが……。 「次は…

人とコミュニケーションを取ることが苦手な主人公。 美術部に所属している彼女には、憧れの先輩がいる。 雨の降る日の部室で二人だけの会話をし、絵についてのアドバイスを受けた主人公は…

石生みの里で出会った男女はやがて深い仲になるが、女の持つ特異な体質は二人を引き裂き、世界をも変えていく。

声優を目指すミサオとカナコ。専門学校では優秀だったものの、いざ飛び込んだ業界の熾烈さに打ちのめされる二人。それでもくじけず東京でささやかに夢を追いかけていたが……。

わたしはブルージュで出会った風景に心を惹かれた。そして写真を撮った。 その写真とまったく同じ絵葉書が、なぜかお土産屋さんで売っていた。 衝動買いして買った絵葉書を、いろんな人に向…

プロのサックス奏者であるアキラは、病気で楽器を吹けなくなってしまった。恋人のレイは何とか彼の役に立とうと、ある特別な訓練法を思いつく。 アキラは回復するのか？ 二人の恋の行方は？…

父親と娘の二人だけで過ごす大晦日。 そんな微笑ましい日常の中で突如、娘から衝撃的なセリフが発せられる父親！ 年の瀬も押し迫った騒動に、彼の運命は如何に転がるのか！？

・完成をもって過去の産物となる「作品」にとって、「あなた」は未来の存在である。 ・遠い未来の物語が展開される「作中」において、「あなた」は過去の存在である。