「〝あの日〟」を含む小説

　すこしふしぎな、昭和の匂いが残るのどかなジュブナイル小説です。 夏の潮風と夕立のにおい、蚊取り線香の薫りを思い出してもらえるような物語になりますように(えっ)。

サンダル大学はヤルマール帝国の東方で最も名門と言われる大学である。 その中でもトップの成績を誇る4回生のネオは周りの人間に飽き飽きしていた。誰もが自らの利益のためだけに動き、関…

内容不明の作戦に参加されられたあの日から、彼女自身の 戦いが始まっていた。

高校二年の春。 あの日、三人の幼馴染の嘘が終わり、沈む夕陽とともに四人の新しい世界が始まった。 ボクたちの青春――

初めての海外旅行を前に、期待に夢膨らんでいたあの日、何度も繰り返すあの日の記憶を誰かに聞いてほしくて。

運命は決められている。 主人公、思井草太は気がついたとき見知らぬ部屋にいた。古い床、古書の香り。どこまで突き抜けているのか、わからないほど遠く、暗い天井。 その部屋に、埋もれるよ…

あの日突然現れた君が、告げた言葉。 「ねぇ、唱えてよ。世界の終わりを」 こんな世界は不平等だと思ってた。 こんな世界は絶望以外無いと思ってた。 こんな世界は無意…

2016／5／26　改稿し再公開しました。 入学式の次の登校日に初めて教室へと足を踏み入れた山本美波は、誰もなりたがらなかった図書委員に立候補する。図書室は呪われている、死人が…

* あ ら す じ * 高校２年生の北川 鈴音 は， 幼稚園からの幼馴染の 山田 涼介 に コンプレックスを抱くとともに、 恋をしていた. だが楽しい日々が、ある涙によっ…

2011/3/11東北を襲った大震災。あの津波によって大切な人を失った人達の物語。さまざまな、人間ドラマがここにある。

冬コミ決戦前夜、彼らに何が起こったのか。 妄想原作補完です。原作６巻、若干７巻までのネタバレを含みます。 作中、登場人物達が見ているアニメは実在しません。 パロディ要素があります…

「事件なんてのは、いつでもどこでも起こっている訳で。日常ってのは実にサスペンスで――――」 『いつかきっと会えるから。』 の八年前を描いたスピンオフ！ 　舞台は私立フリードマン…

そこは、大樹を中心に、四つの国がある世界。 一本の枝には、夏。涼風渦巻く土地ながら、気温は常に三十度を超える。独特の文化があり、人々は自然に根を張って暮らしている。 一本の枝…

これは、novel noveのTwitter内非公式企画、#noveで返歌 で発表したものです。 バレンタインノベルに対するお返しの作品ですが、これ単体でも読めるようにしてありま…

これは、とっくの昔に終った筈の＜世界＞と、＜僕＞らの思い出たちにまつわる小さな物語だ。

いまから約20年前。 中学生の「ぼく」は、とある地方のゲームセンターでゲームのうまい青年と出会う。 仲間内で「教授」と呼ばれていた青年は、「ぼく」にゲームをはじめ、さまざまなこと…

雨を憂鬱そうに見上げながら歩いていた女性には悩みがあった。