「鯨」を含む小説

空の彼方、星の海を行く者たち。いずれ、誰も知らぬ場所へ漂い行く者たち。 私掠船「黄金の鯨」号を駆る海賊集団、「月の面影」。彼らの元に舞い込んだ依頼は、やがて想像もしない事態へと発…

暇な大学生・田村くんは、ある山にあるバス停で日付をまたぐと、鬼の隠れ里へ連れていかれるという都市伝説を耳にした。 面白半分でそのバス停に出かけた田村くんは、鬼ではなく奇妙でうる…

　宇宙盗賊達は今日も今日とて、法を蹴り飛ばし道理押し通し空を駆ける。 　そんな、我らが次に狙いを決めたは星の秘玉【永凍の花】。さぁ！奪えや、笑えや、踊れや！ 　我ら、盗賊団【…

どこまでも大きくなる不思議な動物の話。（2015/06作）

一方的に食べられる事が嫌になったプランクトンが、体を大きく進化させるが... ※この作品は、「小説家になろう」「note」にも掲載しています。

〈死んだ〉ラクダと砂漠の旅を続ける主人公の前に、あるとき巨大な鯨に乗った女の子が現れる。（2012/04作）

荒廃した世界の片隅で今日も彼女は血に濡れる＿＿＿＿＿＿。 全ての文明が滅んだ世界。それでも尚、人々は生き続ける。 アメリアもその一人。 彼女はAssassin《暗殺者》として…

私は以前「人間はなぜ創造するのか？」という疑問に対して「創作物とは脳のうんこだからである」という結論を導き出しました。本コラムはその延長線上に属するものです。 「なんかもう反応な…

タギリの夏至は、風とともにやってくる。 銀河にちらばる地球化(テラフォーミング)惑星群のひとつ、蛮星タギリ。そこではあらゆる自然が《呪言》と呼ばれるシステムのもと運行されている。…

天文十六年（西暦1547年）、九州は筑前・宗像家において一族が集い、大宮司氏男は国主から下賜された天下の美材を、その威信によって振る舞い、皆が満足する中で少女が見聞き感じた風景は…

完璧な王と 天然調剤師。

やっと投稿できました！ データが消えること計3回、締め切りを延長することｎ回（もはや覚えてない）、大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。 これから頑張って執筆していこうと…

かつて三つの大国が争った時代があった。 しかしそれは、いつからか現れ始めた怪物達の跋扈によって、終焉を迎えた。 人は魔なる異形の存在と戦う為、「煉魄」と呼ばれる力を使い、 魔道具…

ニートと生活をするようになった賞金稼ぎのミルクと蝶子。そんな時、ラジオから十三柱の鈴木麒麟児がテロリストに誘拐されたと情報が流れる。これは賞金のチャンスと捉えたミルクだが相手は青…

架空都市『見鯨市』 市民は誰もが日々幸福を求めて活動している。 そんな市の幸福指標として『パラダイスポイント』なるものが市の機関から割り振られている。 主人公が通う高校でもまた、…

「まあるい世界」~先端恐怖症がはびこる世界の、どこかずれた日常。 「いまだシカの君へ」~転校生のシカの女の子との、帰り道。 「浜辺でマンボウが死んでいる」~マンボウと僕の終わ…

LGBTアンソロジー「prism」(http://prism-lgbt.tumblr.com)に寄稿させて頂いた小説です。 主催の方から再録許可が出たので公開することにしました。…

*出産死産水子の話が含まれています 十五夜の夜には、鯨が空を泳ぐんだ。 鯨は子を大切にする。種族など関係ない。 小さく美しい命の光を、分け隔てなく愛するのだ。 あなたがたにも子…

片想いのメタファーを幻想世界に写した短編です。