「見えるだけ」を含む小説

いつもどおりの朝を迎えたはずなのに、何処か違って見える風景。 目覚めたそこは、三年前の今日だった！？ 彼の浮気が原因で別れた主人公、雪枝。 だがそれは、“今”の話。 三年前の今…

※残酷シーンや胸糞展開をギャグとして描写している箇所が有りますので苦手な方は御注意下さい。 よくあるナーロッパ世界に異世界転生した……と思ってた「僕」こと平凡な日本人の高校生で…

降下するダンスーー無数の明かりが乱反射し、眼に飛び込んできた。 塊のように見えるところに目が向いたが、その隅や、縁。 暗く薄暗い部分について、何があるのか？と考えてしまう自分に気…

幽霊になった女の子、多田。幽霊生活を謳歌していた多田だが、ある日多田の姿が見える男の子、鈴木と出会う。 幽霊になった女の子と人間の男の子が一緒に過ごす、楽しくてちょっぴり切ない旅…

　引越しをきっかけに幽霊が見えるようになり、不思議な体験を積んで行くようになった。 　そして今まで知らなかった世界を知る事になり、恐怖し、驚愕していく。 　悩み、考え、自分なりの…

（大幅加筆修正版です） 幼い頃から霊感体質だった萌江は、その力に人生を翻弄されて生きてきた。その結果として辿り着いた考えは、同じ霊感体質でパートナーの咲恵を驚かせる。 総てを心…

私はとある塾講師だ。平凡な生活の中で思ったことや考えたことをここに綴っていく。エッセイのように見えるかもしれないが、ここには虚構が多分に織り交ぜられている。他人の目に触れるのだ、…

自身が「永遠」となることを目指す少女と、魂の形の見える青年が、今を生きる人々の行く末に、世界の歪みを識る物語です。 空想という名前の創作、劇中劇、そして読者のエゴは何を生むのでし…

古民家を改装した小さなカフェ『澪』には、不思議な出来事が途中で降りる。 店主の星野陽子には、お茶の間の心が見える特別な力があった。かつての女将・白藤琴の霊が、そっと寄り添ってくれ…

人民は貴族に搾取され、不満が積み重なり、退廃が広がった帝国。 その中で出会った下級貴族のクロヴィスと、大貴族のベアトリクス。 農民反乱を期に、帝国は乱世に突入していく。 二人は自…

姉・葵（あおい）は幼少期から霊を視たり感じたりする特異な能力を持っていた。 一方、弟・昴（すばる）は霊能力はないものの、古書や民俗学、祖父母から伝え聞いた神道や呪術の知識を熱心に…

　木枯らし吹く秋。 　高校時代に身寄りをなくした一色 怜《いっしき れい》は、この春大学を卒業したばかりの社会人。 　出会いから七年。卒業と同時に入籍した相手はなんと、人気ロック…

システムエンジニアの青山美咲（28）は、突然、見知らぬ人々の感情が見えるようになる。末期がんの元教師・田中昭男（75）の痛みと孤独。中学生・山下優子（13）の不安と希望。現代社会…

　中学時代にあったトラブルが原因で、高校に入っても孤立していた壮馬。 　彼には幼馴染が居た。しかしその幼馴染は親の仕事の都合で遠く離れたブラジルに移住しており、小学１年生からずっ…

毎日18時更新！高校2年生の黒塚は、誰もが一目置くミステリアスな先輩だ。黒のタイツと革靴に身を包み、無表情で近寄りがたい雰囲気を漂わせている。そんな彼女にちょっかいをかけられる後…

「ジャンナ・スカーレット！　お前との婚約を破棄する！　毎度毎度、近くにいないお前にはほとほと愛想が尽きた！！」 「そう言われましても……」 「ふんっ！　喜べ、変人皇帝との婚姻を結…

急募！　幽霊が見える人募集！ バイト漬けの大学生活を送っていた、幽霊の見える青年、石上優斗。 ある日偶然見つけたバイトに応募し、『特殊除霊員』の助手として一か月の間務めること…

「進め！　殺せ！」 気が付けば、戦場だった。 私はなぜ、こんなところにいるのだろうか？ それがわからなくても、生きている以上は生きていかなければならない。 死にたくないから、相…

わたしは神奈川県に住む女子高生。 小さいころから変わったものが見える。「異形のもの」と勝手に名づけていたけれど、それは精霊。古来の日本では「八百万（やおよろず）の神々」と呼ばれる…

　僕らの住むプシャは、エターナルクレスト山の麓にある人口三千人ほどの小さな村だ。高地に暮らす山岳民族で強靭な肉体を有しているのが特徴。故に村の男達のほとんどがカリストの仕事に従事…