モノノケ喰い

@takaishi_riku

エピローグ

まばゆい光の中、少女の声が聞こえる。

手を伸ばして、そこにある何かを捕まえようとするも上手くいかない。

それにはもう、実体がなかった。


「あの子のこと、頼んだからね」


その声を聞いて、グッと両手を握りしめる。

そしてもう一度目を閉じて、深い眠りについた。

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