「瓜」を含む小説

短編集です。 1話完結。それぞれ独立したお話です。 お気に召すものがあれば嬉しいです。 ※文体について ☆→登場人物目線 ★→第三者目線

超特級思想犯211号澤河（さわかわ）孝志は、37回国家転覆を企てた疑いで太平洋の離れ小島に建設された、フレアンドル強制収容所に収監される。 そして、死刑執行前日、澤河に面会に来た…

なずなが不思議なとびらを開けるとそこは異世界でした。なずなと瓜二つの女の人に代役を頼まれて、期間限定で魔物の花嫁になる事に。かりそめの旦那さまは狼耳しっぽのモフモフ獣人でした。最…

　西暦二〇四三年、安価かつ高性能な無人機とそれを運用する民間軍事企業とが戦場の主役となりつつあった。シリア留学中の学生で宗教学を専攻する学生である林辰はその種の企業の筆頭であるＳ…

火星への入植と開拓が進められる未来の世界。ルイ・ナナオたち火星の労働者は皆、過去に傷を背負いながら、厳しい火星の環境下で生きようとしていた。 そんな矢先、ある娼館でナナオはかつて…

　この作品は外伝から公開しております。本編を読んだことのない方で時系列を大切にしたい方は、もうしばらくお待ちください。 　ソレイユ王国の第一王女・リュミエールは今日もお転婆、…

高校受験を控えた少女・桔梗はある日の晩、将門首塚で「将門」を名乗る幽霊と出会う。 桔梗が彼の心残りである「桔梗姫」に瓜二つであることから二人の「憎しみ」の日々は幕を開ける。

　蔭蔓《カゲル》は皮肉屋のシダ植物ヒカゲノカズラ系魔法使いである。 　10年前の戦争により、魔法文明国家ラルタロスでは魔法使いのほとんどが滅んだ。生き残った魔法使いの孤児の一部…

重課金ゲーマーとして名を馳せた主人公が飛ばされたのは、プレイしていたゲームと瓜二つの世界。だけどゲーム時代の課金システムがそのまま使えるらしく……？ 金に物を言わせた男のハチャ…

生まれながらに繊細で優し過ぎた一哉、この男は保育園時代から一人の女の子と仲良くなり少年時代まで恋物語を演じる事になるが、その後瓜二つの女性が一哉の前に現れる。 そして二人はまた恋…

　セシリア・サンダースはこのヴェルデ王国のサンダース公爵家の長女として産声を上げた。 　その容姿は精霊姫と呼ばれた母に瓜二つでセシリアも幼い頃から精霊姫と呼ばれていた。 　…

「君の妹は、僕の妹かもしれないんだ」 自称・可愛い実力派ロッカーたる妹。 そのファンと名乗り知り合った友人から、そんな一世一代の告白をされた。 こいつとの付き合いは今日までにしよ…

生まれてから高校生になるまで、恋を知らなかった少年――柳悠一が《初恋》をしたのだが、その相手は女の子ではなく、男の娘だった！？ 悠一はそれを知ってショックをうけたが、その男の娘―…

大学生活二年目の春…… 松澤教授からセクハラを受けるハナは憂鬱だった。昨年度は松澤の講義から逃げ切れたものの、今年は逃げ切れない。 「一緒に取ろう」と約束した親友の当ても外れ、あ…

昔々、どんな事情で流れて来たのか、小さい女の子を連れた女が、人里離れた山奥に住む無口な老人を頼ってそこに住み着きました。

コロナ禍で大混乱に陥った欧州運送業界。鴨橋運送社員・瀬川海斗は混乱状態のハンブルクに派遣された。ところが瀬川がそこで見たのは、別れた妻と瓜二つの女性だった。

九条財閥の御曹司として生まれた少年・緋呂には妹がいた。九条瑞乃。彼の生きる意味。しかし、彼女は緋呂が十歳の頃に亡くなった。以降、緋呂は無為に七年間を過ごしてきた。だが、瑞乃の七回…

高校の卒業式。証書授与の段になって、校長に引き続いてまったく瓜二つの校長が舞台に現れた。 わけもわからないまま式は進んでいってしまうが、『僕』はそれを引き気味に眺めていた。 その…

死神の世界に暮らすクロサキは、毎日見る悪夢と脆弱な身体に悩まされていた。それらのせいは、銀と黒が交じった"災いの髪"と呼ばれている呪われた髪色のせいだと。 そんな彼に世話を焼い…