「王子 ほのぼの」を含む小説

すべての女性は15歳を迎えたその日、精霊と契約を結ぶことになっていた。公爵家の長女として、第一王子と婚約関係にあった私も、その日同じように契約を結ぶため、契約の儀に参加していた。…

　人生のどん底を垣間見た加藤亜子は、今日で全てを終わりにすると決め学校へと向かった。 　普通の日常を胸に刻み……最後の晩餐には寂し過ぎる昼食を摂っている時にその会話を耳にした。 …

私が彼に会ったのは、九才の時。雨の降る町中だった。 魔術師の家系に生まれて、魔力を持たない私はいらない子として、家族として扱われたことは一度もない。 　――ね、君、僕の助手になる…

　私たち三姉妹はグレース王国の王子と婚約者である。 　その原因は私たちのちょっと、いやかなり変わりものの母親と我が国の偉大な王妃様にある。 前代未聞のこの珍事は、お母様と王妃…

私の名前は五条亜美。 ごくごく普通の、平凡な小学六年生の女の子なんだけど、一つだけ人には無い特技があるの。 それは犬や猫、うさぎといった動物と、お話ができるってこと。 そんな私…

　登校してくるだけで方々から黄色い悲鳴の上がる女、三条董子。私は彼女の恋人ということになっている。 【テーマ】擬態 【ジャンル】ほのぼの百合 〈第二回こむら川小説賞　参加作品〉

呪われたカエル王子のアルバートが次々と難題に直面します。アルバートはソフィアを手に入れることができるのか。そして従者ロアンは自分の思うように幸せに生きることができるのか。この話か…

花とレースの国、ジャルダン。 美しいものを尊ぶこの国の建国祭に、金髪桃目のヒロインを腕にぶら下げた王子さまが意気揚々と登場しました。 「クラリス・シエル・アクチュエル！ そなたと…

蔵にあった花嫁のれんをくぐり、異世界にたどり着いた藤堂アキ。 婚姻が決まり、逃げ出そうとしていた老婆の魔女にお前代わりに嫁に行けと言われてしまう。 「あの花嫁のれんをくぐって来…

惚れやすく振られやすい彼は17歳の青春真っ盛り。 つい先日も失恋経験をし０勝４９敗を期したばかりだが、友人に連れられて訪れた図書館で運命の人に出会う。 連敗続きの単純男子高校…

二つの意識を持つ二重人格の王子は、砂漠の中の小さな国の王となった。 これはネス国王の従者になるべく修行中の砂族の少年サイモンの、平穏な日常のお話である。

「マリアンヌ公爵令嬢！　これ以上貴様の悪行を見過ごすことはできん！　我が剣と誇りにかけて、貴様を断罪する！」 　王子から突如突き付けられたのは、身に覚えのない罪状、そして婚約破棄…

彼女はもしかすると悪役令嬢だったのかもしれないけれど、物語には王子もヒロインも誰もいらない。格子向こうの窓を見上げて、ほとりとこぼれた続きのお話。（悪役令嬢要素薄いです）

　幼い頃は夢見る少女だった真澄も、年月を経るに従って現実を見据え、それにあわせて自分自身を変えていく。それでも依然として、彼女の中で変わらないものも存在していた。 【夢見る頃を過…

　色んな人のつぶやきを見れるSNSアプリ「トリッター」。 　今日も俺はそのトリッターでクラスの美少女、音無遥（おとなしはるか）のつぶやきを見る。 『あ～！　今日もSNS君かっこ…

最近の最近。 ある国に白雪という名の王女がいました。 美しく艶やかな黒髪と透明感のある肌を持ち、 また、誰に対しても優しくし、親切な少女。 そんな彼女には大きな欠点がありました。…

※人外と少女の家族愛にほっこりしたい方、女主人公と勇者の純愛を楽しみたい方、魔法生物や冒険にワクワクする方におススメです。 　──これは異世界に転生し、魔王に溺愛された私が一国…

ここは比較的温暖な気候で裕福な国ゼリア。 国を支えるのは『善王』と、『陛下の双子』と呼ばれる冷酷宰相。 そして彼らの側近たちだ。 そんな善王の『子供らしくない』第二王子が唯一愛…

彼は黒板を愛している。 そう思っている彼女の日課は誰よりも早く教室に着くことで。 彼女は黒板だけは見てくれる。 それならと彼が彼女にしたことは絵を描き続けることだった。 彼と彼…