動物と話せる不思議な少女、亜美ちゃん。彼女と猫の王子様、そして彼女のクラスメイトたちが繰り広げる、明るく元気一杯な物語です。
小6の女の子、亜美ちゃんの秘密は、かつての事故がきっかけで動物たちと話せる不思議な力を持ってしまったこと。そんな彼女が、隣の土方家の飼い犬であるパフェから依頼を受け、可愛い子猫マフィンくんの困りごとを解決してあげるところから物語は始まります。パフェの話によると、マフィンくんはどうやら「猫の世界の王子様」らしく……!?
自分を助けてくれた亜美ちゃんに恩返しをしたいマフィンくん。亜美ちゃんの幼馴染の優しい男の子、土方くん。その妹の晴ちゃんと、飼い犬のパフェ。彼らの元気一杯でハラハラドキドキな日々が始まります。
小学生らしい明るく真っ直ぐなキャラクターたちが元気に動き回り、幼いなりに一生懸命に考え、力一杯行動するその姿に、読み手も思わず「ガンバレ!」と応援せずにはいられません。亜美ちゃんと会話できる動物たちも違和感なくストーリーの中に入り込み、生き生きと楽しい世界を作り上げており、読み手をその世界にぐんぐん引き込みます。
彼女たちの前に立ちふさがる、とある大きな事件。亜美ちゃんとマフィンくん、力を合わせてピンチを解決できるでしょうか!?
キュートな可愛らしさとハラハラドキドキがぎゅっと詰まった、明るい楽しさに満ちた物語です。
タイトルに登場する『猫の王子様』には秘密があります。
主人公アミちゃんにも特殊な能力があります。
このふたりを中心に物語は始まりますが、とある事件が起こってしまいます。
この事件を解決するために猫王子マフィンとアミちゃんが奔走します。
「ええ? ちょっとちょっとダイジョブ?」
「うん。うん。がんばれ」
1話1話ごとにふたりを心配したり、応援したりしながら読み進めます。
つばさ文庫小説賞応募の作品にピッタリの可愛らしい物語です。
全年齢層の読み手の皆さんにおすすめできます。
作者さまの描く「もふもふ」ストーリーは他作品でもキュン死必至ですが、本作でも「もふもふ」の魅力は全開で楽しめます。
そして、もふもふキャラクターとイケメン人気者との三角関係というとっても羨ましい設定もあるのですが、これまた作者さまお得意な「鈍感力最強」のアミちゃんに想いが届くのかどうか楽しみながら見守ることができます。
可愛らしい「もふもふ」キャラクターとの出逢い、小学校での何気ない生活、はらはらドキドキの事件、胸キュン予報(?)の三角関係とこれから思春期を迎える小学6年生の世界を作者さまカラーで染め上げます。
皆さんもキュンキュンハラハラしてみませんか?
あるきっかけで動物と話せるようになった女の子、アミ。動物たちの相談に乗ったりとお人好し&猪突猛進タイプの危なっかしくも元気な小学生です。
ある日、大切な鈴をなくした猫が相談にやって来て……
実はこの猫、王子さまだったのです。うひょー!!!
鈴を見つけてくれたお礼に、彼はアミに恩返しをする、というのですが。
もふもふイケメン王子猫と幼なじみのスポーツ万能クール男子に両脇を固められ、ドキドキで困っちゃう♡……ではなく、中央でド天然をかましている女子、それがアミなのです。
こちらの恋愛模様も注目ながら、他にも登場する動物、そう、しゃべる動物たち!! やだー、かわいい。
そして、突如として大事件が起こってしまい……ハラハラの展開に突入です。
なにより行動力がありすぎるアミちゃんの活躍ぶりと、ちょいちょい挟まるコメディ要素、によによするドキドキきゅん要素など、面白要素満載の本作。
スピーディで明るくかわいい物語は癒し効果もありますよ。元気になってほっこりする作品です。
じつはこれは絶対秘密なんだけど、動物たちと会話することができる亜美。
そんな亜美は、お隣のパピヨン犬のパフェに頼まれて、猫の王子様を助けてあげることに。
苦労したけれど、猫の王子様マフィンの依頼を見事完遂した亜美。
ところが、翌日、亜美のクラスに……。
日本の昔話とか、アンデルセンの童話とかをそこはかとなくなぞったストーリー。ちょっと無茶で鈍感なヒロイン亜美と可愛らしい動物たち、イケメン男子二人に想われているのに全然気づかないヒロインとか、女の子のハートを鷲掴みにする要素が満載です。
そんなお伽話のようなストーリーが、亜美ちゃんの可愛らしい一人称で語られます。これは作者のもっとも得意とする分野で、とにかくこれでもかと繰り出される、女の子にピンポイントで刺さる演出が凄いです。
恋ありファンタジーありの、女の子向け、つばさ文庫小説賞応募作品。冒険もちょっとあるよ!
小学六年生の女の子、亜美の冒険物語です。
なんと、この少女にはある特技が――。
実は、彼女は動物とお話をすることができるのです。
そして、亜美ちゃんの元に現れた一匹の猫の王子様。
この猫もまた、あるアイテムを使うことで、特殊な能力を発揮できるのです。
いったいどんな能力なのかは、読んでみてのお楽しみ♬
また、小学六年生ならではの恋愛模様も。
鈍感な亜美をひそかに慕う男子の存在にも注目です。
冒険あり、恋愛あり。小学生女子のかわいらしいドキドキをぎゅっとつめこんだ物語です。
児童向けエンターテイメント小説の決定版と言ってよいのではないでしょうか。
気になった方は、ぜひお手に取ってみてください。
主人公はひょんなことから動物の声が聞こえるようになった小学生の女の子アミちゃん。
そんなアミちゃんのところには、悩める動物たちがやって来ます。動物お悩み相談室です。
動物と会話が出来るなんて素敵すぎる!とニヤニヤ読んでおりますと、お次の依頼者は何と猫の王子様!大事な魔法の鈴を探してほしいですって!?
猫の王子様の大事な鈴がなくなってしまうなんて、これはとんでもない事件の予感!!
と思いきや、敵対する犬の国の王子様がナンタラとかそんなこともなく、ひとまず猫のマフィン王子の依頼は無事に完了。はー、一件落着、と思っていたら、何と今度はそのマフィン王子がアミちゃんに恩を返すというのです。
えええ、王子様ったら、一体どんな恩返しを――!?
基本的にはほのぼのな本作ですが、時に手に汗握る展開もあり、ちょっとニヤついちゃう可愛い展開もありで大満足なお話になっております。
ぜひぜひ。
主人公亜美ちゃんは動物の声が聞こえる不思議な力を持った女の子です。ある日、ご近所さんの犬、パフェちゃんが連れてきたのは王子を名乗るイケメン猫のマフィンなのでした。
困っていたマフィンは、亜美ちゃんにお願いをします。そのお願いとは……
いやあ、とても楽しい読書時間でした。作品のもつ温かな雰囲気は作者さまならではだと思います。マフィンがね、マフィンがカッコいいのですよ!
だって王子なんだぜ?
こっから先言っていいのかな? いいのかな? ネタバレになりそうになるので言えません!
マフィンカッコいいのですけど、なんか感覚がコチラと違うのですよ。だって、猫だから!
マフィン、マフィーーン! と何度突っ込みの声を上げそうになったか。
動物の声が聞こえるのは何とも羨ましい話です。私も亜美ちゃんみたいになりたいな。
続きがあるのなら、読みたい。と言ってはご迷惑でしょうか?
とても楽しい読書時間でした。