「顔 短編」を含む小説

大学のサークルで書いた短編です。 【登場人物紹介】 水鏡貸数〈みかがみ・かしす〉──姉。 水鏡亜栗鼠〈みかがみ・ありす〉──妹。 水鏡母数〈みかがみ・はかず〉──母。 浦園〈…

『死んだ人に恋をする。 　死んだ人が恋をする。 　それは僕らのものと何が違うのだろう。』 恋愛×ファンタジー×命。 生と死の狭間で、まっすぐに『恋』と向き合う人たちのお話。…

僕が実際に夢で見た話をもとにしました。

人間がみんな寝静まった真夜中に、猫達の【本当の生活】が始まる。 灯台のある小さな田舎町。そこに棲む猫達は、真夜中になると服を着て、二足歩行で歩き、仕事をする。 町で一番賢い黒…

　時は、むか～しむかし。　名城がまだ、あちらこちらに建立するほどむかしのことでした。 　と、ある名城に仕えるひとりの家来が、みなが寝静まった頃合いに、お城の中を見回っていると、中…

私が仕事で四国のある県を一人で訪れた時の話です。古く汚れたビジネスホテルで出会った霊は最凶最悪でした。 深夜ベッドで寝ていると悪臭と寝苦しさで目が覚めました。暗闇の中、隣で何かが…

覆面小説企画 ぷちヘキ04 用に書いたものです。 お題：顔を洗うシーン 2022年6月12日

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ （「五月の章」部分のみ） 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おば…

「緊張をほぐす時、人の頭をジャガイモだと思え」とはいいますが、実際の景色はなんだか狂気的。 ルビと本文が交差し、視覚と知覚が狂っていく様を読みながら追体験する、不条理SF。

第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト ASMR部門参加作品

距離感近めの彼女が、さまざちょっとした。お願い事を聞くだけ。 だけど、そんな彼女がとても可愛いだけ物語だといいのに・・・・・・。

　私は今日も狭い部屋の狭い布団から顔を出して鏡の前で何分も私自身を見つめて一人で一日を終えます。そう思い毎日を生きる男は、ある日の細やかな事件から自分自身を見つめなおすのですが―…

　エッダは名門貴族の家に産まれた娘。しかし、幼い頃の病気の名残で、顔一面にあばたがあった。その相貌を揶揄され、いつからか「石ころ」と呼ばれるようになった。 　エッダの幼なじみの…

　西日本にある地方都市『舞鷹市』。その街に住む女子中学生の真依は、ひょんな事から魔法生物のトリと一緒に異世界『ラースワーズ』に転移してしまう。状況が分かった彼女は、すぐに元の世界…

朝に寝坊をした円城刀士は遅刻を免れるために走っていた。するとそこに刀士の幼馴染みである氷室雅也が涼しい顔で並走をし始める。

奴隷市場に押し込められた獣人少女を買った俺は、前世で満たせなかった欲をこの子で満たすと決めた。 「そこまでする必要あります？」 今日も彼女の気持ちよさそうな顔に、俺は癒される。 …

　エリナは、薄暗い納屋の隅で身を縮めていた。外では、村人たちの声が騒々しく響いている。 　今日は彼女の14歳の誕生日。 　そして、「風の祭儀」の日でもあった。 　そう、エリナが人…

第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテストの応募作です。 台詞は、すべてヒロインが貴方に話しかけています。 貴方が、後輩の働く美容院に行ったところから物語は始まります。 シ…

ひどく暑苦しい或る夜、私は不意に君の言葉を思い出した。子供だったあの頃。知った顔して人生を諦め、知った顔して反発してた、取り戻せないあの日の言葉を。

　蜜柑はひと夏の恋をした。 　田舎に住む祖母は駄菓子屋を経営していて、夏休みの間は毎年手伝いに帰省していた。いつものように店番をしていると一人の少年がやってくる。名前は柊と言うよ…