「見たくない 短編」を含む小説

柏木菜々美(かしわぎななみ) 肩口まで伸びてた赤毛の少し釣り目な女子生徒。ここねが世界で一可愛い。 自分がここねといちゃついているのに、他の人がいちゃついているのを見ると顔を真っ…

長い悪夢を見たのちに、私は使命を果たした。私の生まれながらのやるべきこと、使命を、今日やっと成し遂げた。 清々しい気分で一歩を踏み出す。 二つ目の悪夢の話。

　♢あらすじ 　藤波華子……カコは自分の境遇から、いつも通りの日常はないと断言していた。 　そんなある日、部活に行く途中で真夏にも関わらず黒いコートを羽織る女と出会う。 　それ…

映画を見たことがない青年が映画を見に行く話。 初めて書く小説でとても拙い文章ですが、読んでいただけたらうれしいです。

昭和の初め東京の一角、かつて「谷」だった場所には、今もひと知れずタヌキがいる。人間様だけ使っていいわけではではないんだよね。ネコも不思議な存在だけど、タヌキも同様だ。何かジーッと…

昭和の初めは打ちのめされたにも関わらず、なぜか日本に元気が溢れてた。この時代を懐かしむ人は多い。この時代の底力を知る事は、その後の日本の歴史をする上で大いに参考になるかも知れませ…

当てもなく彷徨う主人公は記憶を失っており、ただひたすら荒野と化した世界を彷徨っている。しかし、夢の中で見た温かみを感じる場所を目指して歩き続けた。そして、13番目の街で女性と出会…

友達のバスケットボールの試合へ応援に行った日の一幕

田舎の漁村の若き船乗りイツキは、ある日灰色のサメと戯れ海を巡る夢を見た。 その地域では、 「海には美しき異形の魚がいて、時に誘惑し、時に喰らうのだ」 という言い伝えがある。 実に…

ある場所に閉じ込められた男との話。 柵越しなら、見なければ対話は可能だって、昨日辞めていった前任者は言っていた。

　有名人の不倫、トラブル、スキャンダル。 　スターの裏側を暴く記者たちの、『前だけを見ていればいい』時代は終わった。 　彼らの後ろにも。 　同じく、記者の裏を暴こうとする記者が…

尽くしてきたパーティーから追放された聖女ノヴィア。 「こういうのって普通、アピール下手くそで有能な男冒険者がやられるんじゃないんですか！？」 訴えもむなしく追放され、１人潜ったダ…

（短編、全４章完結） 辺境の街で冒険者稼業をしているアルトは、小動物系ドジっ子少女のシャルを相棒にコツコツと依頼をこなしていた。 しかし、実は彼の正体は異世界転生者であり、…

何気なくつけたテレビに映った彼岸花の名所を見た途端、僕の心は激しい焦燥感に襲われた。なぜだかわからないけれど、そこへ行かなければならないと強く思った。 賑わう観光客の波から外れ、…

「リコーダーケツに刺してるとこ好きな女の子に見られた話する？」

シューマンのピアノ小品集「子供の情景」の事実上の二次創作 原典版は https://slib.net/a/25458 にて 1.そして猫になる 3.猫 6.Always be …

　これは夢だ。 　現実に疲れた父が見た夢。 　きっと、全てのドライバーがスカッとするような、非現実。

とある小さな村にある沼、「隠し沼」。 私はその沼に、掃除の時間中にうっかり壊してしまった花瓶を投げ込んだ。 この沼に見られたくないものや秘密にしておきたいもの、隠したいものを投げ…

私には幼馴染がいた。 名を明日羽といい、ちょっと頭の足りない女の子。 ちょっと苦手だけど嫌いじゃないし、大切な幼馴染だったはず。 モミジの栞を見ながら私は明日羽ちゃんのことを思い…

そもそも私の事、本当に見てるのかな。 そう思ったら、何だか全部が壊れてしまいました。 （少女が書いた別れの手紙）