「異種間」を含む小説

山で猟をして暮らす『菫』はある日、狩り遊びに来た公家を怒らせる。 しかし幼なじみの『進ノ助』、公家の連れである『椿彦』が執り成して事なきを得た。 だがその後、『菫』は山神の生け…

僕が、地球から遠く離れたレティクル星系湿地惑星で、ゼミで一緒の爬虫類型人間と、両生類型原生生物の現地観察をしていたら、とんでもない進化のスイッチを入れちゃったかもしれない件。

山に住む龍の幼子、雨龍は、ひょんなことから出会った物言う椿の木に恋に落ちる。雨龍と椿は少しずつ歩み寄り、交流を重ねていくが……。 雨龍と椿の性別はご自由に解釈してください。 作中…

ユウェール伯爵家の子息ノアは、ある日温室で一つの卵を見つけた。 生まれてきたのは『生きた鉱石』と呼ばれる大変貴重な、人の形をした宝石。 その正体を知らないノアは彼女にエィミと名付…

理学部生物学科の院生である私は、思いを寄せる先生の態度が、最近冷たくなってきているのに気づいた……

　初投稿になります。 　この小説にはモデルとなった曲があります。拙い文章ですが、お付き合い下さい。 　ちなみにタイトルの構文がたまにおかしいのはわざとです。

なんだか駄目になってしまった女の子がこっくりさんをする話

　これは、剣と魔法―――― 　 　そして『ダンジョン』のある世界の話 　初めてのダンジョン探索の日。予想にもしていなかったアクシデントで、僕――――トーア・サクラはダンジョンの…

舞台となるのは、中世風の異世界にあるポートホープという名の港町。 メロディ・スプリングウィンド16歳は、そのポートホープにある『春の微風亭』という宿屋の若女将だ。 ある日、『春…

その姫は、小鳥のように詞のない歌を歌う。鳴き真似のようだからと、人は彼女を空鳴き姫と呼ぶ。 森に隠れ住む「彼」は姫の歌声に惹かれて姿を現すが── 第3回こむら川小説大賞参加作品…

魔力を持たない者「只人」と魔力を持つ者「魔法使い・魔導師」と、他人種が交じり合った世界。『商人と職人の国』と評される大国エルズバーグに、高名な魔導師に武者修行と名目で長い間行方の…

大学生の颯斗（はやと）はある夢に悩まされていた。子供の頃、離島住まいの祖父を訪ねた時の記憶だ。飛び込んだ深く青い海で「何か」を見た──何かは分からないけれど、吸い込まれるような海…

　今と変わらない遠い昔の話。たいせつな人の嫁入り。 　異類婚姻により紡がれた話々。

ある能力を手に入れた青年が、世界中を巡りながら不思議な体験をします。それはその土地ごとに違う問題に直面する動物たちの懸命に生きる姿。でも少しだけホッとする瞬間もあるのです。著者の…

美しい少女ノエイルは、遊牧の民。彼女には六歳までの記憶がない。 ある日、出会った旅人の青年は告げる。ノエイルは、砂漠の都市国家で信仰される水の女神の一柱なのだ、と。 自分を守る…

山のてっぺんに棲む嵐の怪物は、麓の村で暮らす少女アウリに出会い、彼女との交流を通して少しずつ心を開いていく。ある日怪物はアウリを巣に招き、共に眠りにつく。けれど次に目覚めたとき、…

「僕」はある日、洋館の庭で絵画と共に"居た"老紳士と出会う。老紳士は絵画を己の妻であると「僕」に話した。 そんな、絵画に恋した老紳士の話。 ※去年八月頃に参加した一次創作エア同…

寝ると必ず夢を見る主人公が悪夢を食べる伝説の獏（美少女）と出会った。 でもその獏ちゃんはドジでおちこぼれ、そのうえ悪夢はマズいので食べたくないという。 そんな獏ちゃんと主人公…

それは隕石よりも唐突な出会いだった。 何の前触れもなく吉川善一が出会ったのは、人間よりも遥かに優れた知性と能力を有したラディカンスペルクなる生命体だった。 ラディカンスペルクは吉…

『クルースニク』それは、この世界における時代を護る守護者である。 これは、次代のクルースニクになる使命を課せられた、一人の退魔師の物語である。 魔族と人間。ヒトとヴ…