「日常ミステリー？」を含む小説

高校の入学式から一週間。掲示板に貼られた部活動の勧誘ポスターを眺めていた遠野さんは、廃部寸前の社会奉仕部の勧誘ポスターが貼られていることに気が付いた。 部員ゼロ。部活動紹介の一覧…

中学生の姉妹、千恵美と亜由未は母親からパート先に現れる不思議なお客さんの話を聞く。翌日、そのお客さんらしき女性を見かけた二人はさらなる小さな謎を目撃する。

　青い春などごめんだね、学生生活は灰色で構わない――あとで黒くくすんで後悔するくらいなら、とグレイな生活を好むが、それがもうすでに若干中二病が入っている少年・科内六郎。 　現実を…

「どこの鍵だか知りたいの」 幼馴染の美月から差し出された鍵は、亡くなったお父さんが20歳になった美月に渡そうとしていたものだった。 僕は、小学校のときになくなった美月の体操服を…

友人と待ち合わせしていた俺の前に、一枚の紙が降ってきた。それは短い手紙だった。そこに書かれた内容に驚いた俺は、友人たちと持ち主を探すことにしたのだが——

ごくごく平凡な男子高校生・七瀬川七瀬（ななせがわ　ななせ）は昼休みに、いくつもの星が流れるのを目撃する。天気は晴れ。しし座流星群が降り注ぐのはもう少し先のことだ。 奇妙に思った…

織川姫は、天海高校の風紀委員長だ。 校内の風紀を正し、節度と慎みを呼びかける。けれども彼女の場合は、それだけに留まらない。 放課後、織川のところへ訪れた美術部員は、なにやら校内で…

高校の入学式。自席へと向かった遠野さんは、席の主からそこが自席ではないと指摘された。 遠野さんは間違っていたことを理解したものの、どうして間違ったのかわからない様子だ。 座席表を…

プリンが無い！　

毎日騒がしい高宮家にはどんな事件も解決してしまう探偵さんがいるらしい。その上その子供たちには隠し事があるようで...。

病院で起こる、不可解な嘔吐に亜子は困惑していた。 もしかしたら感染症でも流行っているのだろうか…。 ●「部屋のドアがノックされた」でショートショートを書け（原稿用紙５枚）、とい…

深夜に響いた蘭さんの悲鳴。 それが事件の始まりだった……。 蘭さんの部屋に出現した伸びちぢみするゼリー状モンスターとはなんなのか？　スライム？　スライムなの？　いったい誰が召喚…

年の離れた弟の誕生日ケーキを作って貰っていたら、そこに乗っていたイチゴが一つ消えたという。犯人は猫じゃないかとみんなは言うが……。 そんな事あるだろか？

今度は化け猫？ ミャーコが僕には見えない何かを見てあばれるんだけど…… ほんとに妖怪なのか？　それともトリック？ ©︎ 2022 suzumori mio

中学３年生の翔真は風邪をひいてしばらく学校を休んでいた。久しぶりに登校した学校で、自分のアザラシ型ペンケースがなくなったことに気づく。慌てて友人の祐介と探すが、教室から離れたわず…

　大学４回生である木場茉菜香は、検事を目指す傍らで名探偵を志していた。ある日、ゼミの友人である島田から、完成間近の卒論が盗まれたという話を聞いた茉菜香は、名探偵として事件解決に乗…

ある日の放課後、クラスメイトの堀辺くんはとても奇妙な行動を取ったらしい―― なんと大雨が降る中で、パンダの被り物をして校庭を全力疾走したというのだ！　 成海（私）は、意味不明な…

コロナの影響で喫茶店ではセルフサービスシステムが取られていた。しかしそこには誰の手にも渡ることのない一杯のコーヒーが、いつまでも残されていた。

中学１年の日々花は、ちょっとした謎を抱えていた。 すると、友人の颯は、食事の謎専門の探偵である足山積斗（ソクセキさん）を紹介してくれる。 彼は「インスタント食品を作っている間しか…

　高校二年生の春。 　鬱屈した日々を送る雨宮灯日（あめみや とうか）の前に、一人の編入生が現れる。 少女の名前は藤邑祈（ふじむら いのり）。絵画の如く美しい彼女は、灯日にある提…