「指」を含む小説

夜の海であった一件からしばらく経った冬の日のこと。 洗い物をしている才の指先に、皮膚の捲れた跡があった。 彼の指にできたささくれを見て、宝はこの頃の才を思う。 ※『宝物と屑』の…

夕暮れ時のバスの座席で気が付いた。 最近、つい、ささくれを指でちぎろうとしてしまう。それはほんの小さなきっかけから感じた指先と心の痛み…… KAC20244参加作品です。

パンダと会話しているうちに、世界全体がささくれて……。 KAC2024 第4回、お題「ささくれ」参加作品です。

ささくれができた親友に指を舐めさせられる話

１人の少年の告白が玉砕に終わった。 しかし彼はあきらめなかった。 彼女の気を引くためには、何か彼女が好きなものを用意しなければ……そう、ささくれとか！

毎年指に現れるそれで、否応なく季節のやりとりが交わされるのは、親不孝なのかそうではないのか。 ある意味、謎である。

とある高級ホテルで事件があった。 一般客も、ヤクザ者も、悉くが皆殺しにされていた。 そんな現場に送られたのは、 指のささくれを気にする一人の男だった……

満員電車の中、指のささくれに気づく。 痛みの記憶が蘇ってきた。 KAC20244 ささくれ に参加した作品です。

「KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～」参加作品第四弾。 お題は「ささくれ」。 あそこの廃病院のあたりに、出るんだそうですよ。指がささくれ立…

６０歳　自称還子が一人営むスナックにやってきた客は 水割りの氷を指でつつく癖のある無口な男だった 　

KAC第四回参加作品。お題「ささくれ」 ハヨンは雷を操る能力者だ。能力者はこの世の中に生きてはならない。人間に見つかればすぐに殺される世界の中で、彼女は家族を失い、ひとりぼっち…

　彼女(こいびと)の首に指を這(は)わせる時、いつも指先には抵抗感を覚(おぼ)えた…… 　KAC2024の第４回お題、『ささくれ』で参加しています。 　小説家になろう、アルファポ…

平々凡々な毎日を送っていた少年・健(たける)の元に、突然現れた超絶可愛い女の子。 健は彼女に突然告白されて、猛アプローチを受けることになる。 ―― それはまるで指にできたささく…

指にささくれはあるけれど、心はささくれだっていません

青井さんは、大学の同じゼミの赤坂さんが苦手だった。心がざわつくのだ。ひょんなことから二人は友達になる。大学を卒業して、赤坂さんが結婚したと連絡をしてきたので、久しぶりに会うことに…

僕の指に、ささくれができた。 白衣の天使が、絆創膏を貼ってくれた。

朝、目が覚めて着替えていたら、指のささくれが引っ掛かった。 痛さが、心の痛さも教えてくれる。 KAC20244お題「ささくれ」

詩葉（ことは）は、女子寮で同じ部屋になった玲奈ちゃんに恋心を抱いていた。 玲奈ちゃんの指のささくれを手当しているうちに彼女のことが好きなんだと改めて実感する――。 KAC…

怪我しちゃった。 ホテル清掃の仕事をしている。 主人公 花咲 奈々 最近寒くなり始めてから指が痛くて痒くて仕方がなくなっていた どうしてだろう。そんなふうに思っていると... …

皆さんの作品は多くて。 読みやすさ重視になってしまって。 面白さ、巧みさ、緻密さを理解したり、全てに目を通すことはできません。 そんな私は、他人のスマホで写真を撮るのすらビビって…