「何となく」を含む小説

道で倒れていた不思議な生き物を拾ったら……朝にはイケメン男子になっていた！？ その子は悪魔も食べれる「夢喰いバク」だっていうんだけど…… あの…… きょ、距離が近い！ ※ネ…

クリィヌック王国史に女傑として名を残す、ニコール・フォン・プランテッド。 彼女は貴族制の時代にあって身分を問わず有能な人材を取り立て、自領はおろか王国も大いに発展させたと後世に伝…

　公子は小学六年生のとき、好きな男子・秋山から告白された。もちろん嬉しかったけれども、まだ自分達には早いという思いが勝り、やんわりと断ることを選んだ。翌日、学校では告白の一件が噂…

何となく、眠れぬ夜に、ひとりでカーテンの隙間から外を眺めて人間観察する女の所感。 ※小説家になろうにも投稿していました。

男は夢を見る。繋ぎ目さえ曖昧な、何となく記憶に残っている夢を向かいの席の彼女に語る。彼はそこに創作を見ていて、彼は小説を書く。何を書くのが正解なのかを探している。

【KAC2023参加作品】 WALL BOOKSという小さな書店で働く女子大生・遠藤芽理衣は、本好きなら誰もが憧れる職場で働きつつも、思った以上の重労働に心が折れかける日々だっ…

何となく、７が付くことに良いイメージを持たない僕のお話し。 ……ネガティブな7人のヒーローの話とか読んでみたいなぁ……←

良く当たると評判の占いが、アンラッキーナンバー：７と表示してきた。洋子は７を何となく避ける。すると、７を選んでいたら災厄に見舞われたであろうという結果に。すっかり占いを信じた洋子…

KAC2023参加作品。 お題『アンラッキー７』。何となく占いを信じてラッキーアイテムを身につけてみたら……。777文字。

背伸びをして机から立ち上がり、ダウンジャケットを着込む。外に出て吐く息は鮮明に白い。 ２月の23時。日課となった散歩に出かける。駅から離れた住宅街はとても静かだ。そして、星がや…

平民のエルザ・イェーリスは婚約者のバルリング伯爵に別の男性との結婚を勧められ、婚約の解消を迫られる。エルザは何となく事情を察して承諾、その別の男性——シュヴァルツェンブルク侯爵子…

　満月の夜には野生の血が騒ぐ。そんな衝動に駆られた俺は何となくその辺を歩き始めた。何かが起こりそうな雰囲気にテンションも上がる。 　そして、それは唐突に俺の前に現れた。音もなくふ…

何となく育ち、何となく高校を選び、何となく大学生になり、何となく彼女が出来た男。 男が見ている春の景色は鮮やかな春色ではなく灰色だった。 男は夜中の息苦しさからコンビニを求めて…

何となくつらつらと 思い付いたときに

国の秩序を乱し、京を焼け野原にし、多くの命を奪った先の戦争、“応仁の乱”から早五十七年。六十年以上前、畠山従兄弟や山名宗全、細川勝元、神保長誠や朝倉孝景など両軍の主要指揮官は遂に…

大きくなった兄妹。 兄と妹には何となく距離がある。 きっと大した事無いことなのかもしれない。 だけど、ずっと抱えている思い。 そんな話。

KAC20232参加作品　お題：ぬいぐるみ 田舎に左遷された男が上司の知り合いの家で納戸の整理を手伝っていると、その家のお姑さんが茶色いテディベアを持ってやってきた。 KAC20…

しょ、しょうがないじゃないか、あの時のことって。あの時って、あの時って、ええと、えーっと、何だっけ？ああ、そうだ！あの時って、あの時って、アレがあったじゃないか！えっ？何があった…

乙女ゲーム『ジュエリー☆プリンス　～恋の輝きは君だけの為に～』の悪役令嬢であるカメリア・スピネルは生まれた時から前世の記憶が何となくあった。そして母の死をきっかけにそのゲームのキ…

中学生の少女、棚橋詩織（たなはししおり）は不登校児童。 ある日近くの本屋に通い、何となく本を取ろうとすると、隣の男性と手が当たってしまう。 「何や我、この本が欲しいんか」 翌日か…