「全て 私」を含む小説

「隣の姉ちゃんなら、引っ越したぞ」という言葉を僕は聞いた。その引っ越し先は、僕の予想をはるかに超える遠地だった。 　自主企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。パー…

三年前、僕は君と道を別った。 君は自分の道を行き、僕は社会のレールを進んだ。 不器用に社会の波に乗る悩める若者の回顧録——。 ※こちらの自主企画さまに合わせて書き下ろした作…

　私の名前はレティシア。 　見た目は十歳にも満たないと言われていますが、十六歳の少女です。 　私には大事な親友のエレンがいます。 　そのエレンが相談を持ち掛けてきました。 「勇…

長編二作目になります。金環油菜です。 「昨日見た夢の続き」という夢を見た経験がある私。 読者の皆さんはあるかどうかわかりませんが、伝わってほしいなー……。 【あらすじ】 ある少…

異世界……そんな物、信じてなどいなかった。今回の出来事が起きるまでは。 偶然の出会いが全ての始まり。出会い一つで、人生はここまで変わってしまうのか。 あの日、世界は変わっ…

18歳を迎えると得られる「ドリームチェンジ権」。 自分の身体の一部と、他人の欲しい身体の一部を引き換えられるという。 どんどん暴走していく主人公。 「私、あなたの全てが欲しいの…

＜相合傘＞な お話 　1.声を裏返さない様に… 　　・念願の相合傘のために頑張る私！ 　　　（弥生さんと山下君と竹内君のお話） 　2.その必要は。 　　・今日中に どうしてもし…

【注意】この作品には、反社会的、非道徳的、あるいは残酷・過激な描写が多く含まれます。 気分を害する可能性もございますので、何卒ご注意いただいた上でお読みいただくようお願い申し上げ…

｢ねぇ、肝試ししない？｣ 7月が終わった8月1日。 宿題に追われていた私にかけられた一言。 何かに導かれるように送った言葉が______すべての始まりだった。

私が知っている彼は、名前とは正反対の人だった。 長めの髪はボサボサで無精髭を生やし、スウェットの上下を着て仕事も碌に行かないような、酒好きで私にお金の無心をするようなクズで不埒で…

森の奥深く、人目を憚り私と彼は安穏とした日々を送っていた。 事故に合い記憶喪失となった私に、彼はあまりに過保護にする。 その裏には心配の他にも、理由があった。 愛する想いは同じ…

3月1日 晴れ 私、エリザベス・マグダエル改めエリスはこれからの自分の旅路を日記につける事にした。 というのも、私はかつてウィンドガル王国の公爵令嬢で、三大公爵家のマグダエル…

資産家の油井　公人氏の依頼でイギリス文学書籍の鑑定を頼まれていた、白樺大学の八尾　エミリは、油井家の人々との人間関係に困っていた。 公人氏が９月１日に亡くなった。遺言公開の日、 …

何処にでもあるような、何処にもない夏が書きたかった。夏を汚す君を、誰にも渡したくなかった。私の全てです。

私と祖母にまつわるある数日です。 もう大分記憶が薄れてしまったけれど、全てを忘れないうちに記録として残しました。

短編小説として投稿するには短すぎる小説を集めた短編小説集。各部平均1000字ほど。｢小説家になろう｣にも掲載。(https://ncode.syosetu.com/n7755fi…

時の流れには逆らえない。全ての生き物は、同じ方向へ進んでいく。 もしその流れに逆らったら、もう元には戻れない。 私はそれでも踵を返した。そして、過去を順番に辿っていった。

『天に与えられたサガ、天性。 　“天性”を持つ者は、人生の全てが決定される』 　そんな謳い文句が広がった世界で、王近良家の長男として生まれたミーンに、与えられていた天性は“卑…

ある日『彼』は夢を探しに街を出て、それ以降帰ってくることは永遠に無かった。 全てを残して消えてしまった真相を暴くために『私』は夢を叶えてくれると言われている『夢屋』に行き店主…

虹村　菜奈夏は一夜にして全てを失った。友人も、将来の夢も、自分の両足さえも。どん底の不幸に浸るしかない彼女はしかし“自分よりも可哀そう”な少女との出会いによって悲劇のヒロインでも…