概要
あたし達はどうしようも無く欠けている。魔法があれば人に成れる。
虹村 菜奈夏は一夜にして全てを失った。友人も、将来の夢も、自分の両足さえも。どん底の不幸に浸るしかない彼女はしかし“自分よりも可哀そう”な少女との出会いによって悲劇のヒロインでもいられなくなる。果てのない失意の先に、彼女は悍ましい獣と美しい魔法少女に出会う。
“魔法があれば、私たちは人間に成れるわ”
そして菜奈夏は手に入れる。彼女だけのガラスの靴を。12時までのつかの間の舞踏会を。
少女のからだは、魔法でできている。
“魔法があれば、私たちは人間に成れるわ”
そして菜奈夏は手に入れる。彼女だけのガラスの靴を。12時までのつかの間の舞踏会を。
少女のからだは、魔法でできている。
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