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概要
天命だろうが俺には関係無い。
『天に与えられたサガ、天性。
“天性”を持つ者は、人生の全てが決定される』
そんな謳い文句が広がった世界で、王近良家の長男として生まれたミーンに、与えられていた天性は“卑怯”だった。
“反逆”や“残忍”、“暴虐”に並ぶ最悪の天性を授かった彼は、親にも捨てられ、あらゆる者から蔑まれ、卑下され、幼少の頃から最底辺を這う事となるがーー。
「ーーゆ、許してくれッ!私は仕方なくお前を捨てたのだ、本当に悪いと思ってる!!だから命だけは助けてくれ!!!」
『もう遅えよ全部。今日ここでお前は死ぬ』
「…ひ、卑怯者め!!お前など生きてる事自体が間違って…ッ!!!?」
『よく言われるよ。じゃあな』
天性は人生の全てを左右する。それがいつも良い方向だとは限らない。
しかし始まりが最悪だ
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