「魔女 姫」を含む小説

世界は僕と彼女を殺そうとしている！？ 千年前に、悪しき魔女から世界を救ったという黒髪の英雄が一つの法を布いた。 「黒髪と白髪の者は即座に殺すべし」 すぐさま英雄は自刎し、それは…

魔女は人と精霊を繋ぎ、彼らの願いを叶えるもの―― 見習い魔女として森の奥に住む少女イデアは、師の留守中に隣国の王様から依頼を受ける。 彼からの依頼は、自分の国の王妃になる…

童話を改造して生まれたのは私的で詩的ななにかしら。 さて。眠り姫は目覚めを喜ぶのかしらん？

昔々、はるか昔。 七つの海を越え、五つの大地の果て、三つの湖を渡った向こう、二つの山に囲まれた一つの国がありました。 他の国の人々は、この小さな国のことを【月の魔法に守られた幸福…

例えば、姫の為の魔王がいた。 例えば、魔女による魔王がいた。 例えば、森の中に魔王がいた。 ――此れは、そんな魔王と、取り巻く世界の物語。 つまるところ『魔王』をモチーフにし…

「今日も君は、わたしのことを恨んでいるか？」 「もちろん。当たり前だろ、ルネ」 　お前は俺の、親の仇なのだから。 《弓張り姫》と呼ばれる魔女ルネと、ルネに親を殺され、拾われ育て…

　人間や動物以外に、魔族、幻聖族の二つの種族が存在する世界。そこでは、種族を越えて様々な伝承が語られている。 　その一つの『人魚姫』の伝承に、人魚のリリィは幼い頃から強く憧れを抱…

騎士にとって剣とはただの武器ではなく、仕えるべき主への忠誠を示す証。 ただひとりの主君へ捧げる、永遠の忠義。 それを示すものが、騎士の剣。 ゆえに、ふた振りをもって騎士を名乗るは…

人に恋をし、同じを手に入れるために尾鰭を足へ変えた人魚姫と、人魚姫を想い続けた少年のおはなし。 「――魔女に頼るような、魔女になってしまうようなやつは得てして愛が重いのだよ」 …

ブリタニア王国のロザリア騎士団に所属する主人公、ヴィクトル・ノーティスはその副団長を務めている。 そんな彼には夢があった。 『ライオンハート』 それは騎士最高の栄誉とされる称号…

毎週月・水・金曜更新！ それもこれも自分がこんなに美しく生まれついたのがいけないのだ──白雪姫は王宮から遠く離れた森で、怒りまくっていた。 灰かぶり（シンデレラ）は、父を亡くし…

田舎から出てきた小娘が、歩く電波塔と呼ばれ始め、ネットアイドルと呼ばれ、ラジオに出たり声優をやってみたりしながら、今は物書きとしてなんとかなってる魔女見習いのお話。

戸田桔梗は中学からの友人である私といっしょに、あやめ学院――通称、黒百合修道院――に入学させられる。古武術師範な父親より幼い頃から武術を習い覚え、そのお転婆ぶりを嘆かれたせいだ。…

　価値のあるなしに関わらず、宇宙どこでも冒険に出かけ、何かを得る者「フォルダー」 　レッドフォルダーを名乗る赤毛の少女ノーラ・スタンスはその気の向くままに、宇宙船「サラ」を駆って…

童話の姫君の名前を持つ存在「貴属」が、理を書き換え続ける世界。アルビノの少女萌は、16歳の誕生日を控えたある日、旅人エルニと出会う。 人の心を蛇の形で見ることのできるエルニは、…

王の妃となった魔女は、魔法の鏡を持っていた。 義理の娘である、世界一美しい白雪姫に嫉妬し、鏡と相談の末、森で密かに殺すよう狩人に命令する。 狩人の心は痛み、森に逃がした白雪姫は、…

「人魚姫」に出てくる魔女が人魚姫のことを好きだったら、みたいな着想から書きました。といいつつ、「人魚姫」との関係性は皆無です とても短い

童話を好き勝手に改造して生まれたのは私的で詩的ななにかしら。 さて。人魚は何を望むのかしらん？

あるところに美しい国がありました。その美しい国には、美しい王女様がいました。王女様と結婚しようと、貴族たちや他国の王子様たちが大勢お城につめかけるのでした。