「論理」を含む小説

　これは「あなた」へ向ける、最期の書簡。 　感性にばかり身を委ね、悪事からは論理で逃げる【私】は、どこぞの高専生。 　そんな【私】はある日、屋上で同級生の女子が自殺を図ろうとして…

「声」を聴くと、ある一人称である人物が記した文章は過去と時間の経過によって次々と未来へと変換されていく。過去には戻れない。しかし、海馬には濃厚に貴方の声を覚えているのは何故なのか？

製薬会社で研究員をしている有紗は、自他ともに認めるフェミニスト。 どれだけ丁寧に論理展開しても、「君のロジックには愛がない」と言われるのが常だった。 愛なんてなくても、私は生きて…

有名なパラドックス「死刑囚のパラドックス」を，すこしずつ条件を変えながら考察する思考実験です．

楽しみにしていたのに。 私が取っておいたプリンを、家族の誰かが食べたらしい。 容疑者は三人。父、母、妹。 私はそれぞれの証言を聞くことにした。 パズルとミステリをこよなく愛する…

今世でおれは巨大なる力を手に入れた——。 人々を操る力だ——。 高圧的なあの教師も、学校一モテるあの美少女も、 この手にかかれば赤子の手をひねるほどたやすく蹂躙できるのだ。…

この物語は、「感情を計算する」ことができる若い男、ゴルについてです。 彼は感情が魔法のエンジンである世界に送られます。 家に帰るには、ZEROSと呼ばれる様々な存在と戦わなければ…

数学同好会の先輩がなんかやたらと勝負事やちょっとしたゲームをしかけてくる。しかしその内容は論理パズル、パラドックス、思考実験などをもとにしたものばかり……なんで？

※ほぼ！！毎日更新※ ※あらすじ・下記に注意事項有※ 高校一年生の殿前凛久は自身が所属する部活動の課題に追われている。 与えられたのは恋愛小説を一本、書ききること。 しかし生…

「話の前提が間違っているのでは無いか?? と云う疑いを抱く能力」を欠いた「論理的」「合理性」は、果たして本当に「論理的」「合理性」と呼ぶべきか？ 「なろう」「カクヨム」「アルファ…

「この本を読み終えたらにして下さい」 「なんだシスティ。まさかお前、解けないのか？」 　一度読み始めたら止まらない読書癖のある、論理的思考の女学生システィ。そんな彼女に本を読ま…

その瞬間世界から全ての宗教は消えて、人間が作り出した幻想だけに塗れた空々しい神々はみんな死んだ。その代わり、僕たちはみんな果てしなく正しくて安心で崇高で素晴らしい、本当の神様に出…

ーー雷に打たれたの。雷鳴も聞こえないほどにあなたに夢中になってしまった。瞬間の事故が私の一生を支配していくと理解した。だからあなたを愛している。 自分の「所属」に悩み続けたメイコ…

私や貴方が気に入らない意見を「不合理」「非論理的」だと思う時、その判断は、本当に「理性的」「論理的」に行なわれているのだろうか？ 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pix…

AIは私達に何をもたらすのか？ その一つの可能性を掌編小説で表現してみました。 気軽に読んでもらえると幸いです。

見えるところに置いた以上、どうしようもなくそれを気になって仕方がない。 でも、あからさまに媚びるのもつらい。 卑屈になって、なって、なり続けた結果が呪いなのかもわかりません。 …

　恒星船【クルセイダー６１】はファーマウトβ恒星系の第七惑星ドローレンを巡る衛星軌道上にあった。三つの人工知能によって運行される【クルセイダー６１】は今後の行動計画についてどうす…

私立青春大学の心理学部に合格した三国圭一は、スポーツ万能、容姿端麗だが、女性と話すと緊張で 赤面し、まともに話せないため高校では彼女が出来なかったが、 大学で彼女を作るため、哲学…

オウル……主人公。宇宙船NOAH号の船長で、新星を目指し航行中 ミノリ……NOAH号に乗船する女性オペレーター ☆ 宇宙船の中でスマホが欲しいと嘆く彼女は、俺に対しても思うところ…

この作品は、心霊や呪いとか超自然的な存在等を伴う恐怖を扱ったホラー小説ではなく、 主として犯罪等に関係する秘密が、論理的に解明されていく過程の興味に主眼をおいた推理小説ではなく、…