この小説に出てくる催眠術リアル寄りです。「かかる人はかかる、かからない人にはかけられない、本人がしたくないと思うことは出来ない」という、「科学的に正しい催眠術」準拠です。フィクションの中では洗脳やコー○ギアスのギアスのような、「万能」的能力として描かれがちな催眠術を、リアルに描いた描写が光ります。また、そのリアルな催眠描写と、高校生の部活としての動画配信を組み合わせ、不器用な若者たちの青春を描く快作。終盤の熱い展開も必見。 ちなみに私の推しは拝慈ちゃんです(笑)。