「薔薇？」を含む小説

　生きる、ということがこの頃わたくしにはどうもわからないのです。 　あの人が逝ってしまってからというもの、わたくしはこの世の住人ではなくなったようです。 　ある朝、わたくしは…

自殺を犯した者、地獄行き。けれどその地獄とやらは案外血塗れではないし鬼も閻魔も居なかった。夢見心地で地続きで、特に焦点を当ててみるとここには杏太(あんた)と花花子(かかこ)という…

　高校一年目、自分の身体が女性であることを突きつけられた楼門いばらは、前世で男性として生きてきた経験を活かし、アイドルになることを決意する。しかし、いばらにはたったひとつ弱点があ…

誰しもが能力者となれる時代。伝説の産物とされていた“亜人種”たちが存在する世界。その中でも圧倒的な力を持つ吸血鬼は世界中から恐れられる存在だった。 植物を操る能力者である草摩煌輝…

庭師のアッシュがある日蔓薔薇の手入れをしていた時だった。空から青いモノが降ってきた。そして気が付いた時には自分の体と、お屋敷のお嬢様であり侯爵令嬢のエルシアーナの体が入れ替わって…

　イヴェル侯爵家のメイド、シルフィールはお嬢様の代わりに【怪物公爵】の花嫁としてローズレイ公爵のもとに嫁ぐことになった。 　ローズレイ家の城であるヴェリテに到着したシルフィール…

カーシル侯爵家令嬢イザベルは、大切な青い薔薇のドレスを黒に近い濃紺に染めて婚約者の家の紋章である黒い薔薇に仕立てた。それは婚約者のモンニェス公爵カムデンも承知していたはずだったが…

廃部寸前の男子校の文芸部に、入部届けを出したのは百笑晶（どうめきあきら）、俺の嫌いな女と同姓同名の男子生徒だった。 そんな偶然があるはずもなく問い詰めたところ、目が覚めると彼女は…

　私の知る夢の国には、美しい妖精がいた。その姿は精緻な磁器人形（ビスクドール）のようで、月明かりに照らされると、翼から煌めく光を放っていた。 　私は毎夜、妖精が舞う森を夢に見て…

　誰と何を話していても『何話してるのっ？』と語尾に【☆彡】でも付いているような勢いと人懐っこさでじゃれついてくる、小動物さながらの可愛らしさ。太陽みたいな笑顔。 　当然のように、…

一人暮らしをする青年は、毎日のようにかかってくる母親の電話にうんざりしていた。 そんな青年の指先に、ささくれができた。 改めて気付かされる、母親の存在。 そんな彼がとった行動は……

たった一人の少女は英雄になった。 400万人という膨大な戦死者を出した史上最恐最悪の戦争 「終末戦争」 それをたった一人で終結に導いた少女を、人々は尊敬と畏怖を込めてこう呼んだ…

女性に届いた宅配便。それは死んだはずの母からの贈り物だった？

霧に包まれた平和な街に突如訪れた悲劇。一人の少女と海の男が辿る、美しくもミステリアスな航路。一枚の地図が導く先には、遥か昔に生きた人々の想いがあった。

今の俺には、三分以内にやらなければならないことがあった。 それは、この俺の周りを取り囲む数十人の刺客集団を、味方が来る三分以内に殺すことだ。 これは国に雇われた裏切り者のエ…

作家志望の優薔薇が、様々なジャンルの中から。自分が書くのが得意な 小説ジャンルが決まった模様です。そのジャンルはラブコメらしい。

名門中の名門と呼ばれる学園、「紅薔薇学園」の生徒会会長。 その名も剣々崎薫子(つるぎがさき かおるこ)は、古典的(クラシック)な不良であり、スーパーお嬢様であった。 ある日、紅…

これは、とある二人の少女が「友達」から先に進む物語